子どもの耳にマダニが…!一年で最もマダニが増える今だから伝えたいあの日から守ってる3つのこと。
マダニシーズンって春夏じゃないの?と思われがちですが、実は一年の中で最も増えるのが9月~10月なんだそう。
成虫が産卵のために活発に出てくるのが春、秋はその卵が孵化し、幼ダニや若ダニが出てくるのが秋というわけです。
成虫のダニだけじゃなく、幼ダニも若ダニも人や動物に噛みついて血を吸うため、数が増える秋は最も注意が必要、ということになります。
山にある我が家ではマダニに出会うのはそれほど稀ということもなく、次男が咬まれた2022年5月以降も度々目にしています。
ふつうにアスファルトを歩いていただけなのにサンダルにくっついてたということも…。
マダニって何がこわいの?
私も次男が咬まれた時にはまだマダニの怖さは分かってなかったんです。
なので、次男の耳の裏についていたマダニをピンセットで無理やり引きはがしました。プチンという抵抗感があって、次男も「痛い!」と言ってました。
その後わかったことですが、マダニって口器のまわりにセメント様の物質を出して、吸血が終わるまでは抜けないようにするんだそうです…(ぞわ)
無理やり抜くと…
で、その状態で無理やり抜くと口器が残ってしまうリスクがあります。実際、Instagramを通じでフォロワーさんにお話しを聞いた際「口器が残ってしまい、皮膚をえぐるように除去した」という方が何名かおりました…。
咬まれているのを見つけたら受診が安心
私は…ピンセットで無理やり取ってしまったんですが(泣)、マダニが皮膚についているのを確認したらすぐに皮膚科受診するのがいいのだそうです。
受診後は抗生剤を内服しながら経過観察でした
次男の場合はすでに取ってしまっていましたが、その後皮膚科を受診し、抗生剤を5日間内服しました。
マダニが媒介する感染症の中でも特に怖いと言われる「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」は抗生剤を飲んでも予防はできないし、掛かったら対症療法しかないと言われてものすごく怖かったのを覚えています。
◎「次男がマダニに咬まれた日のこと(マンガ)」
↑当時の様子はInstagramのここにまとめています
あれから徹底していること3つ
①草むらは長袖長ズボン
草むらに入る時には長袖長ズボン。夏の暑い時期も虫捕りなど草の中に入る時には長袖長ズボンにしています。
熱中症対策としてはクーリング剤を使ったり、メッシュ素材の虫よけパーカーやパンツがあるのでこういうのを利用するのもありかと思います。
②虫よけは「イカリジン」か「ディート」配合のもの
たくさんある虫よけスプレーですが、マダニに忌避効果があるのは「イカリジン」か「ディート」というどちらかの成分が含まれたものだそうです。
我が家はフマキラーさんの「天使のスキンベープ」を愛用しています。
肌が弱い子ども達ですが今のところ肌荒れなどのトラブルもなく、ありがたく使わせてもらってます。
③草むらに入った衣類はなるべく家の中に持ち込まない
虫よけパーカーやパンツのまま室内には入らず、外で脱いでよく払っておくのがおすすめ。
また外遊びした日はお風呂でチェックも忘れません。
前回咬まれたのは耳の裏という下手したらマダニが満腹になるまで見つけられなかったかもしれないような場所でした。なのでなるべく入念にチェックするようにしています(上の子はお年頃なので自分でチェックしています)
去年(2023年)はSFTSが過去最多
昨年、2023年は「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」が過去最多の133人にだったと報道されました。
さらに今年2024年の春には国内初のSFTSのヒトヒト感染も確認されています。
秋は行楽シーズン。気持ちのいい季節、屋外での活動も増えると思います。
ぜひ外で過ごす際はマダニ対策を忘れず、楽しく秋のアウトドアを楽しめたらいいですよね。