【国立市】戦犯者とされた韓国・朝鮮人の真実の展示が旧国立駅舎で2月12日まで開催中です。
第二次世界大戦中に朝鮮人や韓国人の方々が連合軍裁判にてBC級戦犯者となり収容されていました。この過去の事実を知り、未来について考えるきっかけとなる取り組みの展示が現在開催されています。
この主催は「同進会」を応援する西東京市民の会です。また、この展示は旧国立駅舎にて、2024年2月12日まで開催されています。さらに、最終日2月12日 13:30~14:30には「B、C級戦犯だった義父」というタイトルでの講演も予定されています。
駅舎内では、順路に沿って展示がされています。早速みていきましょう。最初のパネルでは、来場者に向けたこの展示会を開催した経緯や、伝えたい思いが記されています。朝鮮半島出身の青年たちがなぜ捕虜を管理するために動員され、なぜ捕虜を監視するために日本軍の元で働かされたのか、朝鮮の人々が、なぜ日本の戦争犯罪を負わされ、戦後に命まで差し出さなければなかなかったのか。そのことを一緒に考えてみてほしい、そんな思いが綴られています。また、隣のパネルには、大韓帝国が滅亡し、日本によって植民地として支配された経緯が記載されています。
こちらは、戦犯裁判の実態や、不当な告発や断罪について綴られています。取り調べが不十分で証人もいなかったことや、国によって差別があったことなど、戦犯裁判における問題点を教えてくれています。
また、こちらのパネルには朝鮮人が日本人として裁かれた事実が記載されています。無理解や偏った思想が招いた事実についても書かれています。
またこちらは、死刑宣告を受けてから執行までの間に残された言葉が伝えられています。この最後の言葉を読んで、たくさんのことが頭の中を駆け巡ります。「あわただしい一生」「この短い一生の間自分は何をしていたか全く自分を忘れていた」「知識、思想、ほとんどが他人からの借りもの」そんな言葉に胸が締め付けられます。ぜひ、日本で実際に起きた事実を学んでみませんか。
「国立児童作品展」入選作品の展示
日時:2024年2月12日まで
場所:旧国立駅舎(国立駅南口)
住所: 東京都国立市東1丁目1−69
旧国立駅舎の開放時間:(平日)7:00~22:00 (休日)9:00~22:00