こんにちは！【家族の暮らしをラクにする】整理収納アドバイザーの田中ゆみこです。「片づけても片づけてもすぐに散らかる」「雑誌を参考にしてもうまく片づかない」片づけが苦手な人によくあるお悩みではないでしょうか？今日は、すぐに部屋が散らかってしまう人の３つの悪い習慣とその解決方法をお伝えします。

悪い習慣１：なかなかモノを手放せない

「いつか着るかも…」「いつか使うかも…」とモノを溜め込んでいませんか？すぐに部屋が散らかってしまう人に多い行動が「なかなかモノを手放せない」ことです。部屋がモノであふれかえって散らかっていると、新しく棚を買えばモノが全て収まるだろう…と、収納スペースを増やしたくなりがち。

その前に、20枚あるタオルは本当に必要なのか？クローゼットにパンパンに洋服が収納されているけど、本当に着ているのか？モノを暮らしに見合った適量に減らすことが大切です。

解決方法は、モノを減らす時に「今、使っているかどうか？」で判断すること。「高かったから…」という過去形や「いつか着るかもしれない…」という未来形ではなく、「今、使っているかどうか」という現在形で考えることが大切です。一つ買ったら一つ手放すというルールを決めたり、リサイクルショップの活用をしてモノを減らすのもおすすめです。

悪い習慣２：その辺につい、モノを置いてしまう

つい、その辺にモノを置いてしまうのもすぐに部屋が散らかってしまう人によく見られる悪い習慣です。手が届きやすい場所にモノをちょい置きしたり、とりあえず目隠ししよう！と押し入れやクローゼットにモノをしまい込む悪い習慣は「あれ、どこに片づけた？」の原因になります。

解決方法は、すべてのモノの定位置を決めることです。片づけるとは元の場所に戻すという意味があります。よく使うモノは全体の3割と言われているので、よく使うモノだけでも取り出しやすい場所、一番便利な場所に定位置を決めましょう。あまり使わない7割のものは取り出しにくい場所でもOKです。「取り出しやすく、戻しやすい」定位置を決めると自然と片づくようになりますよ。ぜひ、よく使うものから定位置を決めてみてくださいね。

悪い習慣３：つい、片づけを後回しにしてしまう

「今は休憩したいし、後で片づけよう」「そのうちいつか、片づけよう」と片づけを後回しにして、気がついたら1週間、1か月経っていることはありませんか？

つい、片づけを後回しにしてしまう…その解決方法は、まず「片づけよう！」という思いを今すぐに行動に移すこと。その時に気をつけたいことが、一気に片づけようとしないことです。いくつかの場所に同時に手をつけて一気に片づけようとすると、途中で挫折して片づけが長続きしません。長続きしないどころか、ますます散らかってしまいます。

まずは1日5分！今日はキッチンの引き出し1つだけ！といったように「小さなスペース」から片づけを始めることをおすすめします。

さいごに

すぐ部屋が散らかってしまう人とそうではない人の違いは、特別な才能でもセンスでもありません。「なかなかモノを手放せない」「ついつい、その辺にモノを置いてしまう」「片づけを後回しにしてしまう」といった悪い習慣にあります。

ポイントは「今、使っているかどうかで要・不要の判断をして、すべてのモノの定位置を決めること」。皆さんの暮らしに参考にしてくださいね。