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HSPが夏に「自律神経失調症」を招く3つの条件とは?注意点についても解説!

精神科医しょう精神科医/メンタルドクター

こんにちは、精神科医しょうです。

梅雨が明け、連日猛暑日が続いていますが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?

学生さんは夏休みに入り、ホッと一息付いているところかもしれませんね。

夏休みは日頃の疲れを癒す時間でもあるかもしれませんが、将来に向けて勉強をしたり、たくさんのことを経験したりできる貴重な時間でもあります。

ぜひ、夏の健康管理に気を付けて、有意義な過ごし方をしてくださいね!

さて、今回は夏こそ気を付けたい!自律神経失調症におちいらないための、夏の健康法についてHSPの視点で考えてみたいと思います。

自律神経が乱れやすくなる3つの条件とは?

夏に自律神経が乱れると自律神経失調症になる恐れもあり、また熱中症にもなりやすくやすくなるため、要注意と言えます。

特に熱中症は重症度によっては命にかかわることもあるため、日頃から無理をせず水分をこまめに取り、規則正しい生活を心がけましょう。

ここでは、夏に自律神経が乱れることにより熱中症が起こりやすくなる3つの条件「環境」「体」「行動」について考えてみたいと思います。

・「環境」

気温(室温)、湿度が高い場合は注意が必要です。

また、日差しが強く、急に暑くなった場合にも自律神経が乱れる条件がそろっているため、気を付けましょう。

・「体」

体調不良を感じている時は、無理をせず体を休ませるようにしてください。

栄養不足や脱水状態におちいっている時も同様に無理は禁物です。

また、病み上がりの場合も体の調子が十分に整っていないため、上記でふれた環境下で長時間外出したり、作業をしたりしない方が賢明です。

・「行動」

真夏の炎天下で激しい運動をしたり、水分をとらずに過ごしたりすることは、危険を伴います。

運動することは、いつでも体に良いというわけではなく、時と場合と状況を選び適切に行いましょう。

HSPが夏に感じやすいストレスとは?

HSPは五感が優れているため、些細なことで自律神経が乱れてしまうことがあります。

夏に自律神経に影響を与えるストレスとしては「体力面」「精神面」「気象条件」「飲食物」などがあげられますが、特に蒸し暑い夏はストレスに感じてしまいやすい条件がそろっていると言えるでしょう。

具体的に何に対してストレスを感じてしまうのか?順番に見ていきたいと思います。

・「体力面」

「夏は寝苦しくて、なかなか寝付けない…」という声を多く聞きます。

睡眠不足におちいると、疲労が溜まり自律神経は乱れる一方になります。

睡眠不足と疲労を放置していると、思わぬ病にもつながるおそれもあるため、エアコンや扇風機を上手に活用し、質の良い睡眠をとれるように工夫してみましょう。

・「精神面」

眠れないことに対するストレスや夏バテによる気分の変動により、自律神経が乱れやすくなる恐れがあります。

なぜか気分が上がらない、イライラするなどの精神症状が表れた時は疲労が蓄積している可能性があります。

ゆっくりと入浴したり、好きなものを食べたりするなどして、リラックスしてみましょう。

・「気象条件」

夏は冬に比べて日照時間が長くなるため、日光に当たる時間が長くなりセロトニンの分泌が増加しやすい傾向があるため、HSP気質を持つ方でも陽気な気分に浸りやすいのではないかと思います。

しかし、日中の猛暑による心身へのダメージは外出を億劫にさせてしまうこともあるため、大きなストレスとなります。

また、強い日差しで日焼けをするとヒリヒリとして痛むので、ストレスになります。

外出する時は、日焼け止めを塗り、帽子やアームカバーを装着するなどの対策を取るようにしましょう。

・「飲食物」

夏に水分補給をすることは、とても大切ですがジュースやスポーツドリンク、カフェインが多く含まれているものばかりを飲んでいると糖分や栄養分がかたより、夏バテの原因となります。

また、冷たい飲み物や食べ物ばかりを摂取することは内臓に負担がかかり、冷えの原因となるためオススメできません。

夏に健康な生活を送るための注意点とは?

ここまでで、夏は健康を損ねてしまう落とし穴が、意外に多いということに気づかれたのではないでしょうか?

最後に、夏に健康な生活を送る上での注意点を2点紹介します。

・クーラーのきいた部屋に引きこもらない

涼しい部屋にずっと引きこもっていると、血流が悪くなり冷え症につながります。

また、気温差に体力がついていけず、自律神経失調症になりやすくなります。

エアコンの設定はできれば28とし、外との気温差を減らし体に負担をかけないようにしましょう。

また、部屋にずっと閉じこもるのではなく、日差しが強くない朝や夕方の時間を活用して、体を動かすなどの工夫をしてみましょう。

・汗をかいたらこまめにふく、着替える

かいた汗で体が冷え、夏風邪を引いてしまうことがあります。

また、放置しているとニオイの原因にもなるため、汗をかいたらこまめにタオルでふいたり、着替えたりすることを心がけましょう。

まとめ

今回は夏の自律神経の乱れと健康を保つ方法について考えてみました。

夏は自身の生活スタイルを見直す良い機会でもあります!

毎朝、太陽の光を浴びて生活リズムを整え、ストレスを吹き飛ばしましょう。

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精神科医/メンタルドクター

HSP気質とメンタルヘルスについて発信している精神科医。精神科外来で診療を行い大学で研究も行っている。instagramのフォロワー7万人以上。著書:頑張り屋さんのための心が晴れる本(KADOKAWA)、新刊:精神科医が教える笑顔うつから抜け出す方法(2023年8月16日発売)。私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?「他人の顔色ばかりみてクタクタ」「自分の意思で生きられない」「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」こんな他人軸の悩みでクタクタなあなたは、上記の私の名前をクリックして公式ブログから自分軸を目指しましょう♪

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