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ホークス三軍非常事態も…先発石川は復帰マウンドで151キロ8K

田尻耕太郎スポーツライター

川瀬、張本、堀内が3安打

8月14日、タマスタ筑後での三軍戦。ホークスは四国アイランドリーグplusとの定期交流戦で高知ファイティングドッグスと対戦した。

【8月14日 ウエスタン・リーグ タマスタ筑後 1,316人(三軍戦最多)】

高知     101003030 8

ソフトバンク 002050000 7

<バッテリー>

【FD】蒲池、丸山、嘉数、平良――浅野

【H】石川、伊藤大、吉本――谷川原、張本

'''

<本塁打>'''

なし

<戦評>

ホークスは2試合連続の1点差負け。3回、9番投手で打席に立った石川がタイムリーを放ち、その後好走塁でホーム生還して同点。5回には張本(2打点)、茶谷のタイムリーと堀内の2点二塁打などで5点を奪った。しかし、2番手の伊藤大が味方守備の乱れもあって踏ん張れずに逆転負けした。  (了)

石川柊太、右足首は「もう大丈夫」

力投した石川
力投した石川

先発は7月に支配下入りした石川柊太。8月3日には二軍公式戦(広島戦・由宇)で先発し5回4失点ながら4勝目(0敗)を挙げたものの、その試合で右足首を痛めて一時リハビリ組に身を置いていた。この日が復帰マウンドだった。

「やっぱり僕は変則フォームなのか、右足首に負担がかかっていました。体重移動がスムーズにできずに、軸足の右足に余計な負荷をかけてしまっていたのもあり、リハビリ期間にはフォームも見直しました。もう大丈夫です」

この日は最速151キロをマーク。5回で8奪三振を奪う力投だった。

「逆球があったり、球が高かったりと課題はありました。ただ、高めの球は僕の武器でもある。そこに思いっきり投げて、徐々に低めへという攻め方。悩ましいところではあります」

とはいえ、若鷹らしい勢いある投球スタイルは魅力十分だ。 (了)

ブルペン捕手3人が出場。前田翔は「ライパチ」先発

前田翔は1打席目に送りバントを成功させた
前田翔は1打席目に送りバントを成功させた

前日に体調不良を訴えた野手2人がこの日は欠場したため、ベンチ入りの野手登録は7人。そのためDH制を放棄し、さらに「8番ライト」でブルペン捕手の前田翔を先発起用する非常事態で試合を行った。

途中には加藤光成、笹沼明広の両ブルペン捕手も出場。加藤は2安打を放った。

タマスタ筑後は人工芝のため真夏のグラウンドは灼熱となる。この日も高知ファイティングドッグスの選手が打席途中で足をつり、熱中症のような症状で交代した。

ホークス球団関係者によれば、相手チームの移動の関係などもあり13時開始としていたが、来季からは三軍戦もナイトゲームでの開催を検討しているとのこと。

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。「Number web」でのコラム連載のほかデイリースポーツ新聞社特約記者も務める。2024年、46歳でホークス取材歴23年に。 また、毎年1月には数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。

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