大谷翔平の加入でチームから押し出された選手が、古巣相手にホームランを放つ
タンパベイ・レイズのC.J.クロンは、昨シーズンまでエンジェルスでプレーしていた。不動のレギュラーとまではいかなかったものの、一塁手としての先発出場は2年連続90試合以上。昨シーズンの後半戦は、チームの70試合中60試合に先発した。
今年2月、クロンはレイズへ放出された。大谷翔平の加入により、アルバート・プーホルスがDHから一塁へ。押し出される形で、クロンはエンジェルスを去った。
トレードから3ヵ月後、クロンはエンジェル・スタジアムへ戻ってきた。そして、2打席続けて三振を喫した後、ホームランを打って先制点を挙げた(4打席目は内野安打、5打席目は三振)。
過去3年とも、クロンのホームランは16本だった。一塁手としては物足りない本数だ。だが、今シーズンはエンジェルス戦のホームランが早くも11本目。このペースなら、30本を超えて40本も夢ではない。ちなみに、大谷とプーホルスのホームランは合計12本。クロンと1本しか違わず、クロンの3イニング後に大谷が打つまでは同数だった。クロンはここまで164打数、大谷とプーホルスは合計246打数だ。
このカードは4連戦。大谷は5月20日(日本時間21日)に登板し、クロンと対戦する。