【横須賀市】築80年の古民家はどうなる?!空き家を宿泊施設に改修!浦賀が一体になる宿泊プロジェクト
横須賀を突撃!うみちゃんです。本日は浦賀のある一軒家に来ています。
「床が抜けやすいので、気をつけてくださいね!」と案内して下さったのは浦賀で不動産業と宿泊施設『酒と宿と不動産』を営む株式会社RE&H 代表 麦島康友さんです。
納戸を開けると明るい光が入り、室内の全貌が明らかになります。畳と床材は剥がされ地面がむき出しになっており、一瞬、言葉を失いました。
こちらの部屋でも床材を剥がしています。
広い裏庭では雑草や腐植土を取り除いていました。
この家は戦後すぐに建てられた築80年の古民家です。半年前から空き家状態だったとのこと。この空き家を改修をして、宿泊施設としてオープンを目指しています。
アルベルゴ・ディフーゾ(分散型ホテル)を浦賀に!
麦島さんは横須賀市出身。
不動産賃貸営業に携わった後、2018年に瀬戸内海地方に移住しました。
高齢化や人口減少など課題を抱える島嶼部が、移住者や若い力によって地域が変わり始めたことを目の当たりにしたとのこと。愛媛県今治市地域おこし協力隊に参加し、地域活性化や地方創生のプロジェクトにも関わってきました。
その後、地元横須賀に戻り、地方創生と移住促進のため空き家を再生させるプロジェクトを進めています。
アルベルゴ・ディフーゾ(分散型ホテル)とは、地域の空き家を宿泊施設として再生し、レセプション機能を持つ拠点を中心にネットワーク化することです。
「街全体がひとつのホテルとして機能」するイタリア発祥の取組みです。
その拠点として、2023年に「酒と宿と不動産」をオープンしました。この宿も学童で使用されていた建物をDIYで改装しました。
学生が自ら考えて動き、地域を創っていく
このプロジェクトは地元の学生たちと一緒に行う「地域の若者を育てる教育」も目的としています。
地元横須賀の人口減少や空き家問題、移住者を増やすための施策をアイデアを出し合いながら計画し、専門家に教えていただきながらDIYで改修していくという一連の作業を行います。
現在、このプロジェクトに参加しているのは大学生、高校生の4名です。
参加する大学生の青木さんは「40代、50代になったら自分で空き家を改修して、自宅で仕事するライフスタイルが夢でした。今、このプロジェクトで経験することで、次は自分一人でもできるようになると思います」と話します。
「かなり広いので、2家族など大人数でも宿泊できそう」「大型犬が過ごせる部屋も作りたい」と皆さんの夢が膨らみます。
「ここに泊まりながら、食事は浦賀のお店やビールを飲みに行ったり、海辺を散歩するなど、歴史ある浦賀の街全体を楽しんでいただきたい。浦賀地域の経済活性化にも繋がります」と麦島さんは話します。
このプロジェクトは始まったばかり。
プロジェクトに賛同して一緒に創り上げて下さる方、協力して下さる方を学生から大人まで幅広く募集しています。
この空き家がどのように生まれ変わるのか楽しみですね。
あなたの知識や経験、アイデアを地域活性と新しい試み、次世代への教育に活かしてみませんか?
re.and.h
横須賀市浦賀4-5-9
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(参考)
世界初のアルベルゴ・ディフーゾ・タウン 岡山県矢掛町の観光まちづくり
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浦賀に来られたら、ぜひクラフトビールを楽しんでほしい!