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【京都市下京区】伝統の味、新たな形。昭和16年創業の和菓子屋が贈る『あんぱんまんじゅう』

みやこ地域クリエイター/ライター(京都市)

日本一パンの消費量が多い京都に生まれ育ったパン大好きライターのみやこです。6月16日は「和菓子の日」。今回は老舗の和菓子屋さんで販売されている「あんぱん」のご紹介です。なぜ和菓子屋さんにパン?と疑問に思いましたが、これがなかなかおすすめです。

七条通をブラブラ散歩していると「七条えんま堂」さんのお隣に気になる看板を発見。そこには『あんぱんまんじゅう』の文字、あんぱんなのかまんじゅうなのか。それとも、あんぱんとまんじゅうの両方なのか。とても気になりましたので立ち寄ってみることに。

昭和16年(1941年)創業『きねや老舗(七条きねや・菓匠おくむら)』。今年で創業から82年。京都では1,000年以上続く和菓子店など、何百年と続く和菓子店も多いため、まだまだ新しいお店に分類されそうですが、82年続いていることはすごいことだと思います。

お手頃価格のおいしそうな和菓子がたくさん並んでいました。京都で6月に必ず食べられる水無月も販売されています。

こちらが「あんぱんまんじゅう」。とても人気があるそうで、1日に何十個と売れるそうです。「つぶあん」と「こしあん」の2種類販売されているのですが、この日は「こしあん」だけが残っていました。

「あんぱんまんじゅう」120円(税込)
あんぱんを2回りほど小さくしたサイズで、まんじゅうなら1回り大きくしたようなサイズ感です。表面の芥子の実が良い感じです。

薄めのパン生地にあんこがたっぷりと入っています。お店の方に「あんぱんまんじゅう」とは、あんぱんですか?まんじゅうですか?と質問したところ、即答で「あんぱんです。」という回答をいただきました。では普通のあんぱんと何が違うのかというと、和菓子屋さんが和菓子に使用する自家製のあんこを使用しているため、あんこの味わいが一味違うとのことでした。

実際に食べてみると確かにあんぱんですが、中に入っているあんこはまんじゅうのあんこそのものといった味わい。サイズは小さいのですが、ずっしりとあんこが詰まっていることもあり、1個で十分食べごたえがありました。ちょっと珍しい和菓子屋さんの「あんぱん」、気になる方はチェックしてくださいね。

きねや老舗(七条きねや・菓匠おくむら)
〒600-8877
京都市下京区西七条南西野町2-2
電話番号:075-313-5561
営業時間:8:30~18:00
定休日 :水曜日

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地域クリエイター/ライター(京都市)

京都生まれ京都育ち、生粋の京都人です。京都愛が溢れすぎて地域クリエイターになりました。有名な観光地からマニアックなスポット、普段使いのお店からインスタ映えスポットまで、色んな京都の魅力を発信していきます。youtubeやInstagramでは京都の動画配信をしています。

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