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意外なところが便利!ミニクリップとふせんが合体した「ミニクリップココフセン」を先行レビューします

舘神龍彦デジアナリスト・手帳評論家・歌手

 ふせんにもいろいろな種類があります。機能や形態でいろいろな種類に分かれます。
素材も、紙やフィルムがあります。

 そしてフィルムふせんのジャンルで、数々の面白い製品を発表しているのが、カンミ堂です。
 小型のフィルムふせんをどう使うかという視点で、ココフセンをはじめとした各種製品を展開しています。

 この11/24から発売になるのがミニクリップ ココフセンです。

クリップとふせんが合体

 このふせん(製品としてはふせんです)、その名の通り、小さなクリップとふせんが合体した製品です。
 この“合体してる”ことが最大の特徴でもありメリットです。
 以下に具体的に見ていきましょう。

 まずふせんの部分です。他のココフセンのシリーズと同様に、これもフィルムふせんです。幅は7mm、長さは24mmととてもコンパクト。これはたとえば本の上部に貼ったときにちょうどいい、しっくりくるサイズです。

 一般的な紙のふせんだとここまでのぴったりのサイズのものはないかもしれません。
 取り出すときは、ふせんのケース部分の上方向に引っ張って出します。
 これもカンミ堂のココフセン定番の作法です。

 クリップ部は、幅25mm、高さ50mm 奥行き22mm とこれまたコンパクトなサイズ。色は写真のミスティミントブルーを含め全6色があります。

 また、ふせん部分はつけ替え対応のものが用意されています。

つけ替え用の「ココフセン」ミニSサイズ 3色のバリエーションがある
つけ替え用の「ココフセン」ミニSサイズ 3色のバリエーションがある

意外なところが便利

 さてこの「ミニクリップココフセン」、結論から言えば意外なところが便利でした。
 この製品は、今までのココフセンシリーズ同様、ふせんを使うシーンに寄り添うような合体ギミックが新しく、また正面きってのメリットだと思われます。

 要するに、クリップの部分を使って本や手帳、ノートなどにセット。そこからすぐに使えるという点ですね。とくに本や手帳に、インデックス的に使う用途にはぴったりです。 

 そしてこの製品の面白さは、そこではない意外なところにあると感じました。
 たとえば、クリップ自体を倒立させてメモスタンドとして使う。

 あるいは、クリップで本のページを押さえる。

 そういうときにこそ、このミニクリップココフセンの本領ではないかと感じました。
 それは同時に、このサイズのクリップが日常生活の中に存在することで得られる便利さでもあると。

 このサイズならば容積の大きなペンケースにも入ります。それはふせんを常備することでもあります。

ココフセンと銘打たれているわけ

 とはいえ、これは製品名として「~ココフセン」とつけられています.
 そもそもカンミ堂のココフセンは、ふせんをいつでも手軽に使えるように考えられた製品です。それが当初のココフセンであり、ココフセンカードでもありました。
 ミニクリップココフセンでもそのコンセプトは一貫しています。
 クリップという手段で、いつでもふせんが使えるようにとかんがえられているわけです。確かにクリップ部分の活用は、上で触れたように便利です。ともあれ、そこにふせんがあることは、この製品の成立の根幹でもあるわけです。

 クリップとふせんが一体になったことで、2つをバラバラに用意する以上のメリットが生まれる。ミニクリップココフセンはまさにそんなツールなのです。

デジアナリスト・手帳評論家・歌手

デジアナリスト・手帳評論家・歌手。著書『手帳と日本人』(NHK出版新書)は週刊誌の書評欄総ナメ。日経新聞「あとがきのあと」登場ほか大学受験の問題に2回出題。『凄いiPhone手帳術』(えい出版社)『システム手帳新入門!』(岩波書店)等著書多数。「マツコの知らない世界」(TBSテレビ)「HelloWorld」(J-WAVE)はじめテレビ・ラジオ出演多数。講演等も。手帳ユーザーを集めた「手帳オフ」を2007年から開催する等トレンドセッター的存在。手帳活用の基本をまとめた「手帳音頭」をYouTubeで公開中。認知症対策プロダクト「おぼえている手帳」は経産省オレンジイノベーションプロジェクト事業採択。

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