【京都市下京区】いち早く春を告げる梅が開花し始めました。なんと中咲きや遅咲きも 平清盛邸宅跡の公園で
まだまだ寒い日が続いていますが、2023年2月4日は、暦の上では立春、もう春ですね! そんな中、下京区にある梅小路公園の梅林では、いち早く春を告げる梅の花が咲き始めています。
2000年に下京区誕生120周年を記念して新設された園内南東側の梅林「梅こみち」には、約150本の梅が植えられています。早咲きで知られる白い花の「冬至」や濃紅色の「八重寒紅」がかなりの数開き始めていました。
今年は気候のせいもあってか、例年に比べて梅の開花が早い感じがします。この日は、中咲の大輪の花を咲かせる「大盃」や梅干しに合うと言われる遅咲きの「白加賀」なども一部開花し始めていました。
他に、中咲きの「月影」や「緋の司」、いずれも遅咲きの「見鷲」、「新平家」、「春日野」、「鹿児島紅」、「豊後」、「紅千鳥」などの14種の梅が、3月の中旬頃まで観賞できます。
梅小路公園には、「芝生広場」、「河原遊び場」、日本庭園「朱雀の庭」、復元型ビオトープ「いのちの森」、京都市電として初めて導入された車両が走る「チンチン電車」、レストランやイベントホールのある「緑の館」などがあり、京都鉄道博物館や京都水族館なども併設されています。
また、かつては平清盛の西八条第があった処としても知られます。清盛は、鹿ケ谷山荘事件の後の処分をこの地で決めたり、平家物語で描かれた祇王・祇女や仏御前の物語もこの邸宅での話だとされています。
ぜひ、親子連れでゆったりと訪れて見てください。2023年2月18日(土)~3月5日(日)に開催の「梅まつり」では、いつもは入ることができない梅林の中をゆっくりと散策することができますよ!
梅小路公園(外部リンク)京都市下京区観喜寺町56-3 075-352-2500