標高1800m絶景温泉 万座はスキーシーズン前が超穴場!
関東圏の穴場ずらし旅の愛好家、とらべるじゃーな!です。
テレビ朝日系の「帰れマンデー見っけ隊!! サンド石原良純が標高1800m絶景温泉目指す秘境バス旅!!」では、奥軽井沢の絶景温泉として、万座温泉が紹介されました。
実はこの万座温泉、スキーシーズン以外は穴場中の穴場ともいえる場所で、硫黄の温泉露天風呂を独り占めできます。
番組では軽井沢から路線バスで向かっていましたが、高崎からのJR吾妻線で行くと、少し安くなりおすすめです。上野から、特急草津・四万号が直通しています。
写真は、長野原草津口駅。特急草津・四万号は、ここが終点。多くの人が降りてゆきます。
しかし、穴場旅なら、向かい側に待機する普通列車へ。
4駅で万座・鹿沢口駅へ。スキーシーズン以外、特に平日は閑散としており、穴場旅を満喫できます。紅葉期の土日祝日は、多少混みますが、大混雑とまでは行きません。
路線バスで約40分。万座バスターミナルへ到着です。バスターミナルと言っても、特別大きな建物や売店はありません。「温泉街がない」ことが、穴場である万座温泉の不思議な魅力の1つです。
バスターミナルへは、各旅館の送迎車が、バスの時刻に合わせてやってきます。帰れマンデー見っけ隊!! で紹介された日進舘へは、上り坂ですが、歩くこともできます(徒歩10分程度)。
駐車場は万座プリンスホテルのもの
番組では駐車場と紹介された場所が、万座プリンスホテル。露天風呂の見晴らしは、好みもありますが、日進舘を上回ると感じます。
こちらは、スキー向けのホテルらしいコンパクトなツインルームですが、もっと広い部屋も選べます。
スキー場のプリンスホテルということで、実用本位のやや経年感もある建物ですが、館内の随所に、豪華さも感じました。
プリンスホテルらしいのが、枕元の年代物の目覚まし時計。多くのホテルでは壊れてしまっていますが、よく手入れされ、いまだに現役です。
絶景の露天風呂! 硫黄が濃く温泉感は満点です。なお、混浴(男女とも湯あみ必須、貸し出しあり)ですが、女性専用のスペースもありますので、様子を見て景色がよい浴槽へ移動できます。
男性更衣室側(写真右奥)の方が景色が良いため、あえて混浴となっているようです。内湯は、男女別で、内湯も泉質が非常に良いです。
万座プリンスホテル宿泊者は、徒歩約5分の万座高原ホテルの露天風呂も利用できます。万座高原ホテルは、谷間の立地で見晴らしは効きませんが、泉種や湯舟が豊富で、かなり楽しめます。
万座プリンスホテルは、季節を問わずスキーシーズン基準のような雰囲気があり、朝夕ともバイキングです。
写真は、朝食。ソーセージやハムは普通でしたが、グラタンやパン、パンプキンサラダ、ワッフル、ジャム、デザートがハイレベル。
一見、高級ビジネスホテルの朝食にも見えますが、さすがプリンス。一線を画します。
帰れマンデー見っけ隊!! で紹介された日進舘
こちらが、帰れマンデー見っけ隊!! で紹介された日進舘です。
番組では、駐車場(万座プリンスホテル)を見て引き返しましたが、実はさらに奥へ歩けばここに着きます。万座温泉では、道路が円形に敷かれているのです。
露天風呂は別棟となり、旅館からは30秒ほど歩きます。
番組で紹介された露天風呂です。景色は、プリンスホテルが見通しの良い谷側だとすると、こちらは山側。しかし、湯畑(後から紹介)が見え、温泉感は抜群です。
部屋は、典型的な和室です。万座温泉全体に言えることですが、多少の経年感はあります。
万座温泉は、多客期がスキーシーズンに限られるため、どの宿も、余りひんぱんな設備投資はできないのではないかと想像しています。
日進舘は、軽井沢駅からの無料送迎バス(予約制)が魅力です。軽井沢からのバス料金2940円が節約できます。
料理が多過ぎるとSNSで話題騒然の万座亭
日進舘のお向かいが万座亭。「多すぎて到底食べきれない。不味くはないけど、体験価値としては……」とのツイートが、話題を呼んだことでも知られています。
これは、万座温泉が全体として、スキーシーズンシフトでその他のシーズンも営業していることが背景だと、筆者は思います。万座プリンスホテルも、通年バイキングです。言い換えれば、スキーの若者が満足するようなボリュームの料理が、通年食べられる宿でもあります。
万座温泉の湯畑は自然のまま!
日進舘や万座亭の先には、湯畑があります。草津温泉の整備された湯畑とは異なり、まさに野生の湯畑。万座温泉では、湧きたての濃い温泉が、各旅館やホテルに供給されているのです!
湯畑の周辺は、硫化水素ガスが充満し、立ち入り禁止! まさに目の前が、大地のエネルギーとつながっています。これぞ本当のパワースポット。
スキーや紅葉シーズン、できれば土曜日も外せば、この辺りは人も少なく独占できます。
万座温泉には、温泉街もコンビニもありません。しかし本物の温泉が、温泉地のど真ん中を流れている、これ以上ない贅沢な温泉地なのです。
このほか、関東周辺の穴場温泉は、下のページをご確認ください。
関東周辺1泊2日 穴場★ずらし旅を実体験から20選!(とらべるじゃーな!)
【全県が穴場】新潟県1泊2日 モデルコース20選!(とらべるじゃーな!)
穴場旅なら帰りにぜひ立ち寄りたいのが鎌原村。浅間山の巨大噴火の直撃を受けた、日本のポンペイと呼ばれる場所です。ブラタモリも訪ねています。(万座バスターミナルから、 鎌原観音堂前まで直通バスあり)
【ブラタモリ浅間山・鎌原村】ロケ地|タモリさんが巨大噴火の痕跡を追う #145(とらべるじゃーな!)