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【南アルプス市】店主の拘りと想いが表現された蕎麦が気軽に楽しめるお店

おがわひでいち地域情報発信ライター/写真家(南アルプス市・富士川町)

先日は、南アルプス市東南湖のお蕎麦屋さん「乙蕎麦」でお昼をいただいてきました。過去記事の「ふたば食堂」の直ぐ近く、県道26号沿いに店舗はあります。筆者家のご近所にあるお蕎麦屋さんです。

こじんまりとしている店舗ですが、スッキリとした外観で気軽に入店できる印象です。駐車場は8台駐車可ですが、開店と同時に埋まってしまうこともあるので注意が必要です。

店内は白と木目を生かした内装で、厨房を囲むようにカウンター席が9席、奥に4人掛けテーブル席が二つあります。

入店して先ずは食券を購入。店主一人で切り盛りしているので合理的。メニューは多くはありませんが、シンプルで迷うことがなくある意味潔くて楽です。

作業を眺めるのも食事を楽しむポイントだと思います
作業を眺めるのも食事を楽しむポイントだと思います

食券を渡してから、さほど待たずに蕎麦は提供されました。お昼時、待ち時間が長すぎると腹ペコには辛いのです。

店主は中々のイケメン
店主は中々のイケメン

今回いただいたのは、筆者オススメミニ丼セット粗挽せいろ(¥1,000)です。粗挽せいろは人気があって、開店して直ぐに品切れになることが多いです。蕎麦の量は比較的多めで、ミニ丼とセットでお腹も満足。

八ヶ岳山麓で採れた蕎麦粉で打った二八蕎麦。適度な歯応えと喉ごし、口に含んだ時に鼻から抜ける蕎麦の香りが爽やかで、初めて食べた時に驚いた記憶があります。また、つゆにも拘りが強くて、本枯節を贅沢に使って2日寝かせたものを提供しているとのことです。甘すぎず辛すぎず丁度良い塩梅で、蕎麦の好みと同じくらいにつゆが筆者好みでした。

当日のミニ丼は炊き込みご飯
当日のミニ丼は炊き込みご飯

セットのミニ丼は、炊き込みご飯・カレー丼・親子丼・牛丼と週替わり。出汁の旨味が染み込んで、ミニ丼では物足りなく思うこともしばしば。

蕎麦を食べた締めには蕎麦湯です。美味しいつゆを蕎麦湯で割っていただくのが、また格別に楽しみなのです。

お店は週末限定の営業で、月〜木曜日にかけては会社員として働いていらっしゃるとのこと。店内には設計に関わってグッドデザイン賞を受賞したシャワーヘッドと盾が飾られていました。鋭い五感と設計に携わる理系のセンスが活かされて、美味しい蕎麦やつゆに反映されているのかなと感じました。

新調された真っ白な暖簾
新調された真っ白な暖簾

乙蕎麦は10月11日で3周年を迎えるとのこと。開店以来、遠方からも通われるほど人気で、混んでいて諦めることもあります。土曜日の夜なら予約も可能なようなので、確実に食べたい方は予約されてから来店された方が良いかと思います。夜メニューの温かい蕎麦や天ぷらもまた魅力的です。

店主の蕎麦への拘りは公式HPやInstagramからも感じ取ることができます。そこにはお客さんに美味しい蕎麦を食べて貰いたい想いが詰まっています。店内でも質問するととても丁寧に説明してもらえますが、手が空いた時を見計らってお邪魔にならないようにしましょう。

店主の拘りと想いが表現された美味しい蕎麦。是非一度ご賞味あれ。

【乙蕎麦】

住所:山梨県南アルプス市東南湖3368-1

営業時間:昼の部 11:30~13:30 (最終入店、14:00閉店) 

     夜の部 17:30~19:30 (最終入店、21:30閉店)  

     *売り切れ次第終了となります

営業日:金曜日夜、土曜日昼夜、日曜日昼 

    *月毎の詳細はHP・Instagramでご確認ください

電話:050-3390-2816

公式HP

Instagram

地域情報発信ライター/写真家(南アルプス市・富士川町)

本業の傍ら写真家としても活動しています。南アルプス市と富士川町の皆さんが「出かけたい」と思えるような記事をお届けできるように頑張ります。

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