東京都心の総雨量は100ミリに迫る。11月としては26年ぶりの大雨に。
金曜日の朝から雨が降り出す
東京都心など関東南部では、きのう(金曜日)の明け方から雨がぱらつき始め、朝の通勤時間帯からは降り続く雨となり、夕方から夜遅くにかけて、関東全域で雨となりました。
土曜日も雨が降り続く
日付が変わって、きょう(土曜日)になっても冷たい雨は降り続き、特に未明から朝の内にかけて、千葉や茨城の沿岸部では雨脚が強まり、東京都心でも本降りの雨となりました。午後になっても多くの所で雨が降り続いています。
千葉や茨城中心に大雨
きのうからの総雨量は午後6時までに、東京都心で98.5ミリに達しており、11月の平年値92.5ミリを上回ってきました。
これは11月の2日間の雨量としては1993年11月13日~14日134.5ミリ以来、26年ぶりの大雨となります。
また茨城県の鹿島では149.0ミリに達し、11月の観測史上1位の大雨となっている他、千葉県では茂原、勝浦、木更津など、多くの地点で100ミリ以上の大雨となっています。
関東の雨は日曜日の昼頃まで降り続く
タイトル画像をみても関東にはべったりと雨雲が広がっていますが、雨を降らせているのは南の海上に発生している低気圧です。
この影響が長引き、関東では日曜日の昼頃まで雨の降る所が多く、11月としてはかなり長丁場の雨となるでしょう。
引き続き、中小河川の増水や低い土地の浸水などに注意が必要です。
また台風27号から変わった低気圧が西日本の太平洋側に北上してくるため、九州南部や四国など、西日本の太平洋側でも激しい雨の降る所がありそうです。
大気の状態が不安定となりますので、落雷や突風にもご注意下さい。