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上から横から変幻自在の投球で8回途中2失点の好投 デスパイネが12勝目挙げる<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
オドリサメル・デスパイネ(写真:kt wiz)

16日の韓国KBOリーグはダブルヘッダー1カードを含む6試合が行われました。

首位KTウィズと10位ハンファイーグルスの対戦は、5回以降に得点を重ねたKTが11-2で勝利しました。

KTの先発オドリサメル・デスパイネ投手は7回まで無失点。8回2死まで127球を投げて被安打6、三振7、ハンファ打線を2点に抑えて12勝目(9敗)を挙げました。

デスパイネ投手はオーバースローからの140キロ台の直球と、横手気味のスリークォーターからツーシーム、カーブを投じるなど変幻自在のフォームを見せるのが特徴。昨季はリーグ唯一の200イニング以上(207回2/3)を投げ、今季も176回2/3でリーグトップです。

◆「KTは世宗大王ユニフォームを着用」

KTは地元スウォン(水原)を象徴する存在として、ハングル文字を作り出したセジョン(世宗)大王ユニフォームを10月のゲームで着用。5年目となる同デザインのユニフォーム、今回は胸のチーム名もハングルの古称「訓民正音」の書体でデザインされています。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

KIAタイガース戦での出場機会はありませんでした。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が6試合の結果です。

◇10月16日(土)の結果

・トゥサン 4 - 6 KIA(チャムシル)

 勝:イム ギヨン

 敗:キム ミョンシン

・KT 11 - 2 ハンファ(スウォン)

 勝:デスパイネ

 敗:キンガム

・サムスン 7 - 5 キウム(テグ)

 ダブルヘッダー第1試合

 勝:イ サンミン

 敗:キム ドンヒョク

・サムスン 5 - 4 キウム(テグ)

 ダブルヘッダー第2試合

 勝:チェ ジグァン

 敗:キム ソンジン

・ロッテ 4 - 8 SSG(プサン)

 勝:パク ミンホ

 敗:チェ ジュンヨン

・NC 2 - 1 LG(チャンウォン)

 勝:イ ヨンチャン

 敗:コ ウソク

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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