大仙市四ツ屋の老舗洋食店『いたりあんはうす』とは？

大仙市四ツ屋の国道105号線沿いに1軒の老舗洋食店がある。大仙の空に映えるオレンジ色の外観が印象的な『いたりあんはうす』である。創業は今から42年前の1980年。気軽に楽しめるイタリアンの店として、昭和の時代から地元の方々に愛され続けている。

落ち着いた雰囲気の店内は広々としていて清潔感がある印象だ。ゆっくり食事をするにはバッチリなこの空間で、さあ今日は何を食べようか。

MENU（メニュー）

スパゲティ

あさりのピリ辛（目玉焼付）：850円、たらこ（目玉焼付）：850円、カルボナーラ：850円、シーフードのアラビアータ：980円、ふわとろたまごのミートソース：950円など。

ピラフ

ドライカレー：850円、ゆきんこ（ポテトクリーム）：880円、チキン：880円、シーフード：900円など。

鉄板ナポリタン

ナポリタン：780円、ナポリタンスペシャル（ウインナー・目玉焼き付）：850円、ホワイトチーズナポリタン：880円、てりたまハンバーグナポリタン：1200円など。

鉄板ハンバーグ（ライス付き）

てりやきハンバーグ：1100円、デミグラスハンバーグ：1150円、ホワイトハンバーグ：1150円など。

グラタン・ドリア

チキングラタン/えびグラタン：1000円、レディースドリア（えび）：980円、チキンドリア：1130円、えびドリア：1180円など。

豊富なメニューの中で今回私がチョイスしたのは、看板メニューのひとつである鉄板ナポリタンである。そしてここはひとつみんな大好きウインナーと目玉焼きも追加したい。私はちょっぴり贅沢なナポリタンスペシャルを注文した。

どこか懐かしく心温まる『いたりあんはうす』の鉄板ナポリタンとは？

まずはメインであるナポリタンを迎える前にベジ・ファーストと洒落込もう。オーソドックスだけど味わい深い玉子入りのスープと、シャキシャキのフレッシュなサラダでお腹の準備運動だ。

そしていよいよナポリタンスペシャルが到着。トマトケチャップとフュージョンした王道スタイルのナポリタンが食欲を誘う。ソーセージと目玉焼きも熱々の鉄板の中で絶賛待機中だ。ああ、これは間違いなく私を裏切らない。そう確信した私は目の前のナポリタンスペシャルに心を許した。目玉焼きは半熟と思いきや少しだけ固めの良い塩梅。安定のソーセージ。そしてナポリタンに降り積もっているチーズもまた嬉しい。

これだよ、これ。もはやこの言葉に尽きる。味付けも麺の茹で加減も絶妙だ。見た目は家庭的だが、自宅ではなかなか味わえないマスターの職人芸が光るナポリタンに仕上がっている。

ナポリタンを完食した後は、密かに追加注文していた生バナナジュースで喉を潤す。バナナ本来のほど良い甘みが心地よく、これも大正解だ。いやはや完璧なランチタイムだな。ひとり頷く6月の昼下がり。ハートフルなナポリタンとフレッシュなバナナジュースで、私の腹と心は大満足だ。

昭和の時代からそこにある変わらぬ味。変わり続ける時代の中で、いつでも私たちに寄り添い続けてくれる大切な味。大仙市四ツ屋にある老舗洋食店『いたりあんはうす』は変わらぬ味と変わらぬ愛情でいつも私たちを迎えてくれる。 もし近くにお越しの際は、懐かしく心温まるイタリアンを是非とも楽しんでもらいたい。