東京マラソンは史上3番目の高温に?トップランナーには気温が高めか?
今年は高気圧にゆるやかに覆われそう
第11回東京マラソンの開催される2月26日の予想天気図が発表されました。
これによると、関東付近は東西に連なるいくつかの高気圧にゆるやかに覆われるため、風も弱く、おだやかな晴天に恵まれそうです。
午後は雲が多くなりますが、天気が崩れることはない見込みです。
そしてマラソンと言えば、最も関係が深いのは気温だと言われていますが、午前中には10℃を超える予想で、これまで行われてきた東京マラソンの中でも、気温はかなり高い部類となりそうです。
トップランナーが記録を狙う上ではちょっと気になる気温の上昇かもしれません。
東京マラソン史上3番目に高い気温に?
東京マラソンの気温変化を調べると上記のようになります(東京都心)。
過去10回の中には冷たい雨やみぞれ、強風などに見舞われたことも何度かありますが、気温の面からすれば、過去10回中7回は5℃前後で推移しており、トップランナーが走る上では適した気温とも言えるでしょう。
一方、レース中に10℃を超えた年が3回あります。
なかでも飛び抜けて高かったのが2009年です。
この年は唯一3月下旬に開催されたのですが、日本海を進む低気圧に向かって強い南風が吹き込んだため、レース中はずっと15℃以上の高温となりました。
そして2番目に高かったのが、去年(2016年)の第10回大会です。
去年は朝から快晴となり、スタート時には10℃を超え、レース中には12℃~13℃位まで上がりました。日差しが強く、風も弱かったため、かなり暑かったというコメントが多数あったようです。
さらに3番目に高かったのが2011年です。
この年は南に高気圧がある南高北低の気圧配置となったため、南風が吹いて気温が上がりました。スタート時にはまだ6℃程度だったのですが、レース後半には10℃を超えて、やはりトップランナーには少々暑かったのではないかと思われます。
今年も気温が上昇しそうです。
今の予想では、スタート時の午前9時過ぎには8℃を超え、午前10時頃には10℃を上回り、レース終盤には12℃位まで上がる計算となっています。
しかも午前中は日差しがたっぷりで、風も弱いため、かなり汗をかく気象条件ではないかと思われます。予想通りならば、東京マラソン史上3番目くらいに相当する高温となるかもしれません。
またこの日の最高気温は13℃~14℃位で、午後は3月中旬並みの暖かさとなりそうです。
一般ランナーには気持ちよく走れる気温とも言えそうですが、本格化している花粉がかなり多く飛ぶ予想で、花粉症の方は要注意です。