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マクドナルドのハッピーセットのリニューアルのシークレットにGT-Rはなぜ選ばれたのか?

いしたにまさきブロガー/ライター/アドバイザー
ハッピーセットでコラボしたマクドナルドとNISSAN(著者撮影)

NISSAN GT-R NISMO 2022年モデルの発表会に行ったら、マクドナルドハッピーセットのコラボレーション発表会まで始まって、とてもびっくりしたという話です。

もちろん、事前に予告はありました。

でも、それがハッピーセットで、金色のGT-Rまで出てくるなんて、、、

この発表会は、もちろんオンライン中継もされました。

NISSAN GT-Rといえば、日本を代表するスポーツカー。2007年の初登場から、すでに14年熟成を重ね続けています。GT-R NISMO 2020年モデルは、さらに馬力が上がり(600PS)、かつ燃費も向上するという進化をしています。

そして、マクドナルドのハッピーセットといえば、1995年からスタートしており、こちらも約25年の歴史のあるおなじみのおもちゃとフードのセットメニューです。

こんなお互いに歴史のあるもの同士がコラボしたという意味でも、興味深い内容でした。

では、そのGT-Rがなぜマクドナルドのハッピーセットのリニューアルのシークレットに選ばれたのでしょうか?

そこには子供たちだけではなく、子供を育てる親へのメッセージもあったのです。

上の動画で分かるように、今回のマクドナルドのハッピーセットではトミカによるミニカーだけではなく、車に付随した道とか施設といったものも、その内容に含まれています。

だから、すべてのハッピーセットを集めると、ミニカーが揃うだけではなく、車の世界が再現されるようなラインナップになっています。

マクドナルドハッピーセット・トミカの全体像(YouTubeより)
マクドナルドハッピーセット・トミカの全体像(YouTubeより)

そして、その狙いは以下の通りです。

マクドナルドハッピーセット・トミカの狙い(YouTubeより)
マクドナルドハッピーセット・トミカの狙い(YouTubeより)

実はこれは発表会の中で、登壇されたマクドナルドの方がはっきりとおっしゃっていたこととつながっています。

つまり「これまでは世の中の話題とか時流をキーにしておもちゃを開発してきたが、今回のハッピーセットのリニューアルで、そこにさらにお子さんの健全な成長に貢献できる方針も追加する」ということなんです。

そして、単に遊ぶということではなく、上にも出ているように「人や社会との関わり」と入っているところがポイントです。

そうこれはどういうことなのかというと、おもちゃで子供が社会について学ぶきっかけをハッピーセットは作ります。でも、そこから先は親がちゃんと教えてあげてくださいねということであるわけです。

だから、そのハッピーセットにいろいろな車と施設と道が選ばれ、さらにシークレットは車好きの親ならどうしてもいろんなことを語りたくなるような車が選ばれたということなのでしょう。

それが、普段は直前発表することがないハッピーセットのシークレットとして、金色のGT-Rが採用されたことが発表されたということなんです。

ちなみに、マクドナルドの方はハッピーセットは大人にも買ってもらいたいと、これもはっきりおっしゃってました(笑)。だって、金色のGT-R、そんなのいい大人だって欲しいですよ(笑)。

ハッピーセットのシークレットを実車で再現されたGT-R(著者撮影)
ハッピーセットのシークレットを実車で再現されたGT-R(著者撮影)

ハッピーセット同様にウイングにMcDonald'sの文字が入っている(著者撮影)
ハッピーセット同様にウイングにMcDonald'sの文字が入っている(著者撮影)

普段やらない発表ということで、マクドナルドとしては、かなり力が入っていたこともわかるかと思います。なにしろ、金色のGT-Rはこんな登場をしたのです。

わかりにくいと思うので、このGT-Rが登場したマクドナルドの箱がいかに巨大だったのかについては、別途写真も撮影しました。

とにかく大きくて、スケールに実感のないマクドナルドのボックス(著者撮影)
とにかく大きくて、スケールに実感のないマクドナルドのボックス(著者撮影)

ホントにびっくりすることが多い発表会でしたが、そのうらにあるものを考えてみると、マクドナルドと日産の自社商品への取り組みということも見えてくるいい発表会でした。

日産とマクドナルドハッピーセットのコラボレーション発表会(著者撮影)
日産とマクドナルドハッピーセットのコラボレーション発表会(著者撮影)

私はできれば、今回のハッピーセットはフルコンプして、子供と車と社会の話をたくさんしてみたいです。

ブロガー/ライター/アドバイザー

Webサービス・ネット・ガジェットを紹介する考古学的レビューブログ『みたいもん!』管理人。2002年メディア芸術祭特別賞、2007年第5回Webクリエーションアウォード・Web人ユニット賞受賞。「ネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である(技術評論社)」「あたらしい書斎(インプレス)」など著書多数。2011年9月より内閣広報室・IT広報アドバイザーに就任。ひらくPCバッグ・かわるビジネスリュックなど、ネット発のカバンプロデュースも好調。 #カゲサポ

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