違うんです。末っ子タイプ(エニアグラムのタイプ4)は、愛が欲しくないわけじゃないんです。
こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。
今日は、「末っ子タイプは、愛が欲しくないわけじゃない」というテーマでお話ししたいと思います。
私は、生まれつき性格をずっと研究している心理カウンセラーです。
「性格は、ひとつの防衛機制だ」という言葉がありますが、言い得て妙だと思います。威張っている人は、威張っていることによって、自分の身を守っているのですし、腰が低い人は、腰を低くさせていることで、自分の身を守っているのです。
そんな中、末っ子タイプ(エニアグラムでいうところのタイプ4)は、自分の身を隠すことで自分の身を守っています。まるで、海にいるヒラメやカレイのようです。
末っ子タイプは、上手に隠れます。オーラを消して、まるでその場にいないかの如く、立ち居振る舞いをします。このあたり、目立ちたがり屋で自分をアピールすることが大好きな長男タイプとは真逆、正反対です。
末っ子タイプは、目立つのが嫌いで隠れるのが大好きなので、多くの人から注目を浴びることを、徹底的に避けようとします。
もしも、「いいことや立派なことをしたから…」という理由で、末っ子タイプを皆の前で褒めたら、もう2度と、末っ子タイプは、そのいいことや立派なことをしなくなるでしょう。
そのくらい、末っ子タイプにとって、目立つことは嫌いで避けたいことなのです。大勢の人から注目を浴びるのがイヤ、それが末っ子タイプの性格特徴です。
で、ここからが重要なのですが、末っ子タイプは非常に恥ずかしがり屋で、人前に出たがらない性格なのですが、だからと言って無視していいわけではありません。
末っ子タイプだって、本当は人から見られたいのです。見るとは愛でる(みるとはめでる)とも言います。末っ子タイプだって、見られることによって、愛情を感じるのです。ただ末っ子タイプは、1度に大勢の人から見られるのが嫌、苦手なだけなのです。
よって、末っ子タイプのそばにいる人は、末っ子タイプのことを、しっかり見てやってください。近くから遠くから、暖かい目で、しっかり見てやってください。そうすれば、末っ子タイプは、とっても喜びます。
どうぞ、末っ子タイプが隠れたがり屋だからという理由で、「この子は、人から見られるのが嫌いだから…」なんて決めつけないであげてください。間違っても、無視するような真似はしないでください。
もう1度言います。
末っ子タイプだって、本当は人から見られたいのです。末っ子タイプだって、人から愛されたいのです。どうぞそのことを勘違いしないようにしてあげてください。
末っ子タイプが良い行いをしたら、皆の前で褒めるのではななく、こっそり、そしてしっかり、褒めてあげてください。「お母さんは、見てたよ」「先生は、見てたぞ」等など。
そうしたら、末っ子タイプは、きっとはにかみながら、飛びっきりの笑顔をあなたに見せてくれることでしょう。
末っ子タイプは、目立つのが嫌いな性格です。隠れることが好きな性格です。でも、見られたくない訳じゃあありません。愛が欲しくない訳じゃあありません。
末っ子タイプのことは、近くから遠くから、静かに見守って、褒めるべきところはしっかり褒めてあげてください。
末っ子タイプは、優しい言葉をかけてもらうこと、話をしっかり聴いてもらうことによって、深く愛情を感じる性格の持ち主です。どうぞそのことを、くれぐれも理解してあげてください。
というわけで、
今日は熱く語ってしまった、末っ子タイプの私(竹内成彦)です。
ご自分の、そして他人の生まれつき性格を知りたい方は、どうぞお近くのキャラ診断アドバイザーをお訪ねください。
今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。
この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。