“サル耳”で日本デビュー!! 韓国アイドルの流行は「セクシー」から「ユニーク」へ?
韓国の7人組ガールズグループ「OH MY GIRL BANANA」(オーマイガールバナナ)が6月11日に記者会見を開き、8月29日に日本でビューすることを発表した。
過去には米ロサンゼルスで“悲劇”も
同グループは2015年4月にデビューした「OH MY GIRL」の派生ユニット。過去には米ロサンゼルス空港で“売春婦”と誤解されるという悲劇を味わったことも、知る人ぞ知るエピソードだろう。
(参考記事:米ロサンゼルス空港で“売春婦”と誤解された韓国ガールズグループの悲劇)
「OH MY GIRL」はこれまで8枚のシングルを発売しており、その度に明確なコンセプトを表現していく特徴がある。そして日本デビューは「OH MY GIRL BANANA」として行うわけだ。
彼女たちが扮する猿は“バナナアレルギー”でバナナが食べられないという、なんともユニークなコンセプト。彼女たちのように、最近の韓国ガールズグループは“個性的かつ独創的なコンセプト”が目立つ。
ユニークなガールズグループが人気
例えば日本でも人気の高い「TWICE」(トゥワイス)は、「カラーポップ(Color Pop)」というコンセプトで、明るさと可愛らしさを全面に押し出している。
さらに、「世界で最も美しい顔100人」に選ばれたサナをはじめ日本人メンバー3人、韓国人メンバー5人、台湾人メンバー1人という、グローバルなメンバー構成も特徴だろう。
また、6月15日に1stミニアルバム『SQUARE UP』でカムバックする「BLACKPINK」(ブラックピンク)は、ヒップホップをベースにした華やかな格好よさを強調している。
「BIGBANGの妹分」という修飾語からもわかるように、可愛さだけを全面に押し出したガールズグループではないのだ。
日本のセクシー女優で結成されたK-POPグループも!?
ただ“個性的かつ独創的なコンセプト”の際たる例は、「HONEY POPCORN」(ハニー・ポップコーン)だろう。
3人組のガールズグループなのだが、3人とも日本人で、しかも“セクシー女優”だ。三上悠亜、桜もこ、松田美子のHONEY POPCORNの活動は大きな反響を呼んでいた。
(参考記事:「日本でやってろ!」三上悠亜らセクシー女優の韓国芸能界デビューに現地で批判が続出している理由)
つい数年前まで韓国ガールズグループといえば、セクシー路線が大半を占めていた。
「ガールズデイ(Girl’s Day)」が発売した『Something』のセクシー路線が大成功を収め、以降、「シスター(SISTAR)」「AOA」「ステラー(Stellar)」「EXID」などのグループが次々とセクシー路線に走っていた。
(参考記事:もはや度を超えた!! 韓国女性アイドルがますますセクシー路線に走っていくワケ)
今もその傾向は残っているものの、前出の「OH MY GIRL BANANA」のように、少しずつ「どれだけユニーク(個性的)で、独創的なコンセプトなのか」ということが人気を左右するもう一つの傾向が生まれているように感じる。
今後もこの傾向は続いていくのか。注目してみたい。