昨季後半と今季前半の「ここ1年」で最多ホームランは56本のイェリッチ。では、2番目に多いのは誰?
クリスチャン・イェリッチ(ミルウォーキー・ブルワーズ)は、前半戦に両リーグ最多の31本塁打を打った。昨シーズンの後半戦と今シーズンの前半戦を合計した「ここ1年」でも、イェリッチは最多の56本を記録している(2018年7月19日~2019年7月7日)。昨シーズンの後半戦に打った25本は、クリス・デービス(オークランド・アスレティックス)と2本差の2位だった。
一方、デービスは「ここ1年」では3位の43本だ。今シーズンも、最初の出場17試合で10本を打ったが、その後の57試合は6本にとどまった。今シーズンの前半戦に30本の2人のうち、コディ・ベリンジャー(ロサンゼルス・ドジャース)は昨シーズンの後半戦に8本しか打っておらず、「ここ1年」の38本は7位タイに位置する。ピート・アロンゾ(ニューヨーク・メッツ)は今シーズンの開幕戦でメジャーデビューしたので、「ここ1年」も30本だ。昨シーズン、7月19日以降にAAAで打った15本は含めない。
「ここ1年」のホームランが、イェリッチに次いで2番目に多いのは、ハンター・レンフロー(サンディエゴ・パドレス)だ。昨シーズンの後半戦は19本(4位タイ)、今シーズンの前半戦は27本(5位タイ)。合計46本は、イェリッチより10本少ないものの、デービスを3本上回る。これまで、レンフローはシーズン30本に達したことがなく、2017年も2018年も26本だった。
また、「ここ1年」に合計500打席以上のなかで、最も打率が高いのも、.346のイェリッチだ。こちらは.340のジェフ・マクニール(メッツ)が2位。マクニールは昨年7月24日にデビューし、打率.329でシーズンを終えた。今シーズンの前半戦は、両リーグ1位の打率.349を記録している。
出塁率のトップ2は.459のマイク・トラウト(ロサンゼルス・エンジェルス)と.440のイェリッチ、OPSのトップ2は1.176のイェリッチと1.116のトラウトだ。ホームランと打率とは違い、「順当」な2人が並ぶ。さらに、どちらのスタッツも、「ここ1年」の3位にはベリンジャーがつけている。それぞれの数値は.407と1.003だ。
(追記:7/9)
「ここ1年」の投手編はこちら。