天気いったん回復も、南海上では台風21号が発達中…大回りの進路で3連休の列島に影響も:気象予報士解説
28に日は朝のうち雨のところが多いものの、次第に低気圧や前線が日本付近から離れるため、夜にかけて天気が回復するところが多くなるでしょう。
ただ、今週は前線が複数回、日本付近にかかる予想で、そこへ台風21号の暖かく湿った空気も流れ込むおそれがあり、雨の多い1週間になりそうです。台風21号の進路の見通しも含めて気象予報士が解説します。
28日は時間とともに雨の範囲縮小
28日は朝の段階では雨が降っているところが多いものの、日中にかけてはやむところがほとんどでしょう。
通勤・通学で使った傘を帰り道に忘れないよう、お気をつけください。
そして後述するように、翌29日(火)になると再び雨の範囲は拡大しそうです。
台風21号は1日(金)頃に沖縄接近、本州付近にも暖湿気流入か
台風21号は発達しながら西へ進んでいますが、今後は進路を北西方向に変えて、11月1日(金)頃には沖縄の先島諸島に接近しそうです。
その後は東よりに進路を変えて本州付近へ近づく可能性があるものの、当初の予想よりも大回りで北上してくる見通しに変わってきているため接近時期も遅れ、次の週末である三連休に重なるおそれがあります。
本州付近には今週、たびたび前線がかかる予想で、29日(火)は西日本~東海・関東で再び雨、そして30日(水)には北陸や東北にも広がりそうです。
さらに11月1日(金)頃、つまり台風21号がまだ沖縄付近を進んでいるうちにまた前線がかかり、このタイミングで台風周辺の暖湿気が流れ込んで、雨の量が多くなるおそれも。
台風は離れた場所へも大雨をもたらすことがよくあるため、今後の雨の情報には気をつけましょう。
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