お金が貯まる人はどっち? 帰宅後にバッグの中身を出す、出さない
「あなたは外出先から帰ったとき、バッグの中身を全部出しますか? それとも出さずにそのまま置いておき、次の朝そのバッグを使いますか?」。一見お金と関係ないことのように思えますが、実はバッグの中も「その人のお金貯まり度」がはっきり分かる場所なのです。
1日を終えるとバッグの中は駅ナカでもらったDMやレシート、使ったティッシュなどでいっぱいになりがちです。バッグの中に色んな物がごちゃごちゃと入ったままだと、必要な物や重要な書類などがパッと取り出せませんし、あるのかないのかさえも分かりません。これではバッグの中にあることを忘れて同じ物を買ってしまいかねません。
コンビニに行く度にボールペンやリップクリームなどを買ってしまうという人も多いのではないでしょうか。実は500円以下の買い物には注意が必要なのです。たとえ数百円でも塵も積もれば山となるからです。お金がヒラヒラと飛んで行って、使いかけのボールペンやビニール傘が自宅に溢れかえることに。これでは悲しいですね。
反対に毎晩バッグの中身を取り出す人はティッシュや折りたたみ傘などを準備することもできますし、忘れ物やなくし物も少なくなるでしょう。忘れ物が減れば余計なところにお金を使う必要もないですし、人からも信頼されやすくなります。
バッグに必要な物だけを入れて、バッグを綺麗に保つことでバッグ自体の寿命も延びます。毎日、バッグの中身を入れ替える時についでにバッグの汚れなどもチェックできるとさらによいでしょう。
バッグを整理整頓できるようになると、財布、冷蔵庫、クローゼットなど他のところも綺麗に保ちたくなるようになるものです。すべてに共通しますが、整理整頓をして必要な物と不要な物に分けることがとにかく大切なのです。
例えば、お財布の中からレシートやしばらく使わないショップカードを抜けば今いくら入っているのか一目瞭然になります。現在、お財布に入っている金額を常に把握しておけば、「明日はいくら必要で、明後日はいくらだから今週いっぱいは手持ちでやりくりできる」「そろそろ1週間分の生活費をまとめて引き出そう」などといったお金を使うリズムができてきます。
冷蔵庫も典型的にお金の無駄が出やすいところです。お金を貯められない人は冷蔵庫に賞味期限が切れたドレッシング類や飲料などが溢れかえっていたりします。反対にお金が貯まっている人は必要な物以外は冷蔵庫の中に入っていません。
整理整頓をして、賞味期限が切れそうな物は手前に出しておくなどをしておくと食材を無駄にすることがありません。また、冷蔵庫に物を詰め込み過ぎると余分に電気代がかかってしまいます。省エネルギーセンターの調べによると、冷蔵庫に物を詰め込みすぎない(詰め込んだ場合と、半分にした場合との比較)ことで年間約960円の電気代の節約になるそうです。
また、無駄な開閉はしない(年約230円の節約)、開けている時間を短く(年約130円の節約)、設定温度は適切にする(年約1360円の節約)ことによっても節約ができるのですが、物を詰め過ぎずに整理整頓をしたほうがこれらのこともやりやすいでしょう。
普段のちょっとした心がけが節約体質を生み、お金を自然と貯めていくことができます。最初は面倒に思えるかもしれませんが、習慣にすることで貯まる人に近づくことができるのです。