コンゴ民主共和国政府、エボラ出血熱の終息を宣言
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コンゴ民主共和国政府は2018年7月24日、エボラ出血熱の終息を宣言した。北西部の赤道州でエボラ出血熱の集団発生が発表されてから11週間後に終息した。
![ユニセフは学校に清潔な手洗い場などを設置してエボラの拡大を阻止 (ユニセフ)](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/satohitoshi/00090970/image01.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
2018年5月8日にビコロ保健区でエボラが集団発生。コンゴ民主共和国での今回のエボラ出血熱の集団発生は、1976年に初めてウイルスが発見されて以来9度目。
保健省、世界保健機関(WHO)などのパートナー団体と協力しながら、ユニセフ(国連児童基金)は感染拡大を防ぐ活動として、情報提供やコミュニティを動員する啓発活動、水の供給および衛生管理の推進、また感染の影響を受ける家族に対する心理社会的ケアの提供を中心に行ってきた。発生直後から、コンゴ民主共和国のユニセフ・チームは、子どもの保護に焦点を当てて、感染拡大予防対策を迅速に展開してきた。
ユニセフ・コンゴ民主共和国事務所代表のジャンフランコ・ロティグリアーノ氏は 「コンゴ民主共和国政府の調整のもと、すべてのパートナー団体が協力できたことで、私たちはコミュニティを巻き込み、病気の感染拡大を抑えるために必要な行動や習慣を適応させることに成功した。しかし、私たちは監視システムを強化して、今後のエボラの集団発生に備え続けなければなりません。地域での新たな流行を防ぐためには、情報提供とコミュニティの積極的関与が必要不可欠です」とコメントしている。