【京都市】五条大橋横にある『扇塚』と平家&源氏
御影堂扇
京都の五条大橋の西北そばに、『扇塚』というものがあります。
『御影堂』は扇の発祥地として知られるお寺で、『扇塚』は昭和35年(1960)に当時を偲んで設立されたものだそうです。昔はこの辺りが、扇の産地だったそうです。
この地には平安時代に創建され、扇の発祥地として知られるお寺「御影堂(みえいどう)」がありました。
平安末期の一ノ谷の合戦で、平家の武将・平敦盛が亡くなったあと、敦盛の妻が出家した場所だそうです。
牛若丸(源義経)
『扇塚』のすぐ近くには、牛若丸(源義経)と弁慶の像が立っています。
一ノ谷の合戦で、わずか16歳だった敦盛は、源義経率いる源氏軍の武将の討ち入りによって絶命されます。その、源義経が弁慶と戦ったとされる像が、平敦盛の死後、出家した妻がいた場所付近にあるなんて、なんとも意味深です。
(実際に牛若丸(源義経)と弁慶が戦ったのは「松原橋」だと言われてます)
なんともノスタルジックな気分にさせてくれる五条大橋エリアですね。
♪京の五条の橋の上 大のおとこの弁慶は 長い薙刀ふりあげて 牛若めがかて斬りかかる♪童謡(唱歌)としても歌い継がれています♪
今の大河ドラマを思い出しながら、武将たちとその妻や家族などに思いを馳せて歩いていました。
『高津商会』の本社3階や、宇治田原の巨大倉庫に多くの種類の扇らがあります。これらの扇を見るたびに感謝の念とともに、『扇塚』を思い出したく思います♪
『高津商会』の小道具や甲冑なども、源平合戦の映画やドラマなどで大活躍していることから、五条大橋のあたりは、いろんな意味で歴史を身近に感じるエリアでもあります。
京都を散歩していると、史実にぶつかるのが面白いですね♪
扇塚(おうぎづか)
京都市下京区下材木町