創業38年！大曲駅前の老舗喫茶店『プルメリア』とは？

地元の常連さんも、ふと立ち寄った方も、この空間で思い思いの時間を過ごす。創業38年を誇る老舗喫茶店『プルメリア』は大曲駅前の憩いの場である。こちらのお店は朝8時から営業しているため早めの時間にモーニングを楽しむのもアリだし、もちろん豊富なランチメニューを求めて訪れるのもオッケーだ。

さて、今日は何を飲んで何を食べようか。そんな思いを馳せながら私はお店へと続く階段を上がった。

80年代の雰囲気が漂う店内はどこか懐かしい雰囲気だ。お店の方々も親切で誰かを連れ添って来るのはもちろん、ひとりで来ても居心地がいい。

品書き

ホットサンド

焼きたまご：450円、ハムチーズ：450円、野菜ミックス：450円、ツナ：450円、はちみつバナナ：450円、かに風：450円、チョコバナナ：450円、焼肉：480円、ピザ風：480円

ドリンク

ブレンド：420円、アメリカン：420円、カフェオレ：520円、アイスコーヒー：470円、クリームソーダ：500円、ホットココア：430円、シェイク：各570円など

スパゲティ

ナポリタン：650円、ツナスパゲティ：650円、ミートスパゲティ：650円、スープスパゲッティ：650円など

『プルメリア』の特徴はその豊富なメニューだが、今回私が注文したのは店主のお母さんおススメの「焼きたまごのホットサンド」、そして古き良き喫茶店に立ち寄るとついつい飲みたくなる「クリームソーダ」の二品だ。

老舗の喫茶店で飲むクリームソーダ。この昔ながらの冷たいソーダとアイスの黄金タッグがたまらない。初夏の昼下がりに感じるハピネス。鮮やかなメロン色の夢。38歳にもなって夢中でアイスクリームを掬う姿は絶対知り合いには見せたくないが、クリームソーダはいつでも私を童心に戻してくれる杞憂な存在だ。

『プルメリア』の看板メニュー「焼きたまごのホットサンド」を実食！

そしていよいよ今回の主役である「焼きたまごのホットサンド」が登場。カリッカリでフワッフワのパンにちょっぴり辛めのマスタードが効いた焼きたまごとキュウリのバランスが絶妙だ。美味い。気づくと私は年甲斐もなく夢中になってムシャムシャと食べていた。ちなみになぜホットサンドに「とんがりコーン」が添えられているのか……という疑問はひとまず置いておいて、なかなか食べごたえもあるため、朝はもちろんランチのときにもおススメの一品だ。

店内は平日にも関わらずたくさんの人で賑わっている。常連さんはコーヒーと海老ピラフ、お母さんと訪れた小学生ぐらいのお嬢さんが注文したのはナポリタンだ。それぞれの方が思い思いの時間を過ごしている。

「この店は35歳の時に始めて今年で38年目だから、年齢わかっちゃうわね。老体に鞭打って頑張ってますよ」と豪快に笑うのは、店主のママさんだ。とても気さくな方で、お話をしているとそのパワフルさにこちらも笑顔になる。

創業当時から変わらない人情とくつろぎの空間がここにはある。メロンソーダとホットサンドで過ごした至福のひととき。ごちそうさまをして階段を降りる私の足取りは幾分軽やかだ。