新型コロナウイルスが一番注目されていた時期は志村けんさん死去だった。2020年のTwitter投稿数
2020年はまさに新型コロナウイルスの年と言えるほど、コロナによって世界が大きく変化しました。
来年もこの影響は続き、もしかしたら変化もさらに大きなものになっていくかもしれません。
さて、今年のまとめとして2020年のコロナ関連の炎上事件について調べていたところ、興味深いデータを炎上対策会社のシエンプレさんからご提供頂けたため、この記事で紹介します(同社許可済み)。
2020年「コロナ」に関する投稿数の推移グラフ
ご提供頂いたデータはTwitterで「コロナ」をふくむ投稿数と感染者数の相関性を調べたグラフです。
志村けんさん死去に反応大
見てわかるとおり、内容に「コロナ」をふくむ投稿が一番多かったのは志村けんさんが新型コロナウイルスに感染して亡くなられた3月29日をふくむ週でした。
国民的スターの訃報に、多くの人が驚きと悲しみを投稿したのだと考えられます。
次点は緊急事態宣言と臨時休校
次点は4月7日から始まった緊急事態宣言をふくむ週です(グラフの吹き出しには書かれていません)。
緊急事態宣言の発表とともに9割の幼稚園、小・中学校、高校も臨時休校となり、大学も休講に。10代・20代と若いユーザーが多いTwitterで話題となりました。
3位は小中高への春休みまでの臨時休校要請
3位は2月27日の臨時休校要請の発表をふくむ週です。全国の小中高と特別支援学校に対して、感染拡大を防止するために3月2日から春休みまで臨時休校が要請されました。
こちらも緊急事態宣言と同様に大きな話題となりました。
コロナ第3波への注目度は低い?
ここまで読んだ人のなかには、気になった人もいると思います。「このグラフ、2020年の後半はないの?」と。
筆者も同様に思ったため、シエンプレさんにお願いして後半(12月9日週まで)のデータも出して頂きました。
コロナ感染者数と投稿数の推移グラフです。
非常に興味深いデータだと思います。
たとえば第3波への感染対策として「勝負の3週間」が11月25日に呼びかけられましたが、グラフを見るかぎりTwitterではあまり注目されなかったことがわかります。
というより7月末から8月中旬にかけての第2波の方がコロナ投稿数が多く、現在は感染者数は多いのに第2波時と比較してコロナ投稿数は半分ほどになっています。
日本医師会の中川俊男会長が11月19日、GoToトラベルにより「国民が完全に緩んでいる」との認識を発表したことで「エビデンスうんぬん」とネットで話題になりましたが、この投稿数の少なさは緩んでいる証拠のひとつになるかもしれません。
このようなコロナが話題にならなくなった状況下で来年、というよりも年末年始明けはどうなるのか。西村経済再生相や小池都知事も呼びかけらていましたが、筆者としても今年はなるべく自宅で過ごすことをおすすめします。