【戸田市】こだわり満点の”スゴやわ”肉料理でお腹を満たす!「サンオフィング」のお弁当で元気をチャージ
手間暇かけて作ったお弁当で心と体を元気にしてくれる『サンオフィング』は、知る人ぞ知る名店。平日のお昼時11:00〜13:30と、僅か2時間半の営業ながら、”ボリューム”と”味”で近隣住民の胃袋を掴んでいます。
今回は、お店を営むご夫婦に「お弁当へのこだわり」を伺いました。
サンオフィングがあるのは戸田橋のふもと
サンオフィングは、戸田橋のふもとにあります。
店主曰く「分かりにくいところにお店を構えちゃった」とのことですが、大型ホームセンター ロイヤルホームセンター戸田公園の隣に位置しているので道に迷うことはありません。
黄色い看板とのぼり旗がサンオフィングの目印です。
肉好きも納得!ボリューム満点のお弁当&カレーメニュー
サンオフィングの基本となるメニューは、お弁当3種類とカレー2種類。おかずやカレールーを増やしたり、トッピングを加えたりと、気分やお腹の空き具合に合わせてアレンジができるのが嬉しい!
サンオフィングの基本メニュー
◆生姜焼き弁当(700円)
◆サイドスペアリブ弁当(800円)
◆ローストビーフ弁当(900円)
◆ポークカレー(700円)
◆ダブルポークカレー(850円)
お客さんから好評を得ているのが、お弁当の『ハーフ&ハーフ』。メインのおかずを2種類選べて、ちょっぴり贅沢した気分になります。筆者がいつも注文しているのもハーフ&ハーフ。生姜焼きは外せません!
お腹が空いている時は、ごはんを大盛り、または特盛りに変更するのもおすすめ。
ごはんの量
◆普通=230g
◆大盛=320g(50円)
◆特盛=450g(100円)
一般的なごはんの量が1膳で約150gなのに対し、サンオフィングのごはんの量は「普通」で230g!「特盛」なら約3膳分のごはんの量です。もち麦も入っているので、食べ盛りの学生さんもお腹いっぱいになりますよ。
特別メニューの相談にも乗ってくれます!
サンオフィングでは、メニュー表に記載していないメニューの相談も受け付けています。タコライスやA5ランクの和牛を使ったお弁当、スポーツイベント用の大量注文など、さまざまな注文を受けた経験があるそうです。
3日前までに電話で相談することで、材料の調達や値段を考えて可能な限り対応してくれます。事前連絡があれば、休業日の販売もできるとのこと。料理好きな店主ならではの対応ですよね。
こだわり食材を丁寧に仕込むことが「おいしい」に繋がる
サンオフィングは、食材に強いこだわりを持っています。
「冷凍食品を使うことはしたくない」
「寒玉キャベツを温かい時期でも無理言って仕入れさせてもらってる」
店主は、農家さんや肉屋さんが協力してくれることで、希少な食材を仕入れることができ、リーズナブルな価格も実現できていると話してくれました。珍しい食材を紹介してもらうこともあるそうです。
埼玉県のブランド豚『彩の国愛彩三元豚』や希少部位『サイドスペアリブ』など、店主がこだわりぬいた食材の数々は、食材に合わせた方法で時間をかけて丁寧に仕込まれ、おいしく調理されます。
「いろいろ試して、ようやく今の調理法が定着しました」と語る奥様。
サンオフィングのお弁当に、慣れ親しんだ料理でありながら”絶対に家庭では再現できないおいしさ”を感じるのは、こだわり食材とおいしさを追求する姿勢によるものなのだと確信しました。
2つの味を1つのお弁当で味わえる『ハーフ&ハーフ』が人気
サンオフィングがおすすめしてくれたのは、『生姜焼き / サイドスペアリブ弁当(750円)』と『生姜焼き / ローストビーフ弁当(800円)』の2つ。どちらもお肉の柔らかさとごはんが進む味付けに箸が止まりません!
生姜焼き / サイドスペアリブ弁当(750円)
サンオフィングのサイドスペアリブを初めて食べる方は、その柔らかさに驚くはず。
温度を変えながら丁寧に16時間以上も煮込んでいるというサイドスペアリブは、軟骨までトロトロし、ひと噛みすればお肉の繊維がほぐれていく程の柔らかさです。
濃いめのガツンとした味付けで、生姜焼きとのコントラストも楽しめます。
そして、看板メニューの生姜焼き。やや甘めに仕立てられたソースと、すりおろし生姜の爽やかなアクセントに「そうそう!これこれ!」と笑みがこぼれます。キャベツは、もはやご馳走。お肉の旨味やソースが染みていて、ごはんのおかずとして成立しています。
生姜焼き / ローストビーフ弁当(800円)
ローストビーフは、サンオフィング自慢の”ごはんに合うオリジナルソース”が味の決め手。甘みが立った艶やかな和風ベースのソースは、小料理屋で頂く料理に通じるものを感じます。
生姜焼き / ローストビーフ弁当を食べるときは、ぜひ生姜焼きとローストビーフを一緒に食べてみてください。豚肉・牛肉の旨味とソースが見事に調和し、”第3の肉料理”に変化します。
【インタビュー】お弁当屋さんなので安く、おいしく。チェーン店にはないクオリティのものを提供したい
日沖さんご夫婦に、サンオフィングについてお話を伺いました。
ー サンオフィングという店名の由来を教えてください ー
奥様「すごく悩みましたが、日沖という名前から取って付けました。日はSun(サン)、沖はoffing(オフィング)で・・・」
店主「ブリジストンみたいな」
一同「(笑)」
店主「倅が(店名を)かっこよくした方が良いと提案してくれて、妻がサンオフィングと名付けてくれました。」
ー 以前はサラリーマンだったとのことですが、サンオフィングをオープンしようと決心したきっかけを教えてください ー
店主「母方が滋賀県の方で料理屋さんや旅館を営んでいたこともあり、料理屋さんをやりたいとずっと思っていました。結婚した当初から、子どもが大きくなったら料理屋さんをやろうねって話していたんです。」
ー 初めてサンオフィングのお弁当を食べた時、ボリュームだけではなく、ごはんのおいしさとお肉の柔らかさに驚きました ー
奥様「お米は山形県産のつや姫、もち麦は岡山県から取り寄せています。」
店主「お米を炊く水は浄水器の水です。」
大橋「お肉はどれも柔らかく味も染みていて、一口食べただけで相当な手間暇がかかっていると感じたのですが、その点はいかがでしょうか?」
奥様「作り方は企業秘密なのですが、仕込みには時間を掛けています!」
大橋「サイドスペアリブは軟骨まで柔らかいですよね。」
店主「サイドスペアリブは、下処理をした後、温度を変えながら16時間煮込んでいます。終わった頃には、元の状態からだいたい半分くらいの量になっています。」
大橋「相当な時間、お肉を煮込んでいるんですね。」
店主「圧力釜を試したこともあったのですが、肉がボロボロになってしまい、骨だけを柔らかくすることができませんでした。」
奥様「肉と軟骨をおいしく食べられる状態にするためにいろいろ試した結果、ようやく今の調理方法が定着しました。ローストポークやローストビーフは毎朝スライスしているんですよ。」
大橋「かなり大変なお仕事ですね・・・」
店主「そうなんです(笑)スタッフにも助けられています。」
大橋「なぜ、そんなに料理に手間暇を掛けられるのですか?」
店主「やっぱりお弁当屋さんなので”安く、おいしく”。チェーン店にはないクオリティのものをなるべく安く提供していきたいんです。」
取材を通じて、ご夫婦の「お客さんに”おいしい”を届けたい」という想いを知ることができました。
まとめ
サンオフィングは、ボリューム満点のおいしい肉料理で元気をチャージできるお弁当屋さんです。戸田市内のイベントではキッチンカーでの出店もしています。お近くに足を運ばれる時は、ぜひお店に立ち寄ってみてください。