日光を訪れたら参拝して欲しい!日光三社の一つ、滝尾神社を訪れて
「日光の社寺」といえば、日光東照宮を思い浮かべる人が多いだろうか。
日光山内にある日光東照宮をはじめ、日光山輪王寺、日光二荒山神社の103棟の「建造物群」と、これらの建造物群を取り巻く「遺跡(文化的景観)」が、「日光の社寺」として世界遺産に登録されている。
そのなかでも日光二荒山神社、そしてその別宮である本宮神社、滝尾(たきのお)神社は「日光三社」と呼ばれ、崇敬されてきた。
今回は日光を訪れ、滝尾神社まで足を延ばしてみることに。
年間を通じて多くの参拝客で賑わう「日光の社寺」であるが、滝尾神社は東照宮の裏手に位置しているにもかかわらず、さほど混雑していないため、濃い緑に包まれた境内をゆったりと散策することができる。
日光三社
栃木県の日光連山のうち、男体山、女峰山、太郎山を日光三山といい、日光山はこの三山を中心に構成される山岳の総称である。
男体山の神である大己貴命(おおなむちのみこと)(父神)は日光二荒山神社に、女峰山の神である田心姫命(たごりひめのみこと)(母神)は滝尾神社に、そして太郎山の神である味耜高彦根命(あじすきたかひこねのみこと)(御子神)は本宮神社に祀られている。
滝尾神社
滝尾神社は今から約1200年前、弘法大師が創建したと伝えられる。
御祭神は日光二荒山神社の御祭神である大己貴命の妃神、田心姫命である。
日光二荒山神社から滝尾神社までは約1.5kmほど山内を歩くことになるが、その道の途中にも古い御社や、大きな杉の古木、滝などのスポットが点在しているので、ゆっくりと散策してみて欲しい。
三本杉
滝尾神社の本殿裏には石の鳥居や灯籠で区切られた一画があり、御祭神である田心姫命が降臨されたところと伝えられる。
滝尾神社の境内の中でも特に凛とした雰囲気で、その場所に立つ御神木も神聖な空気を纏っているように感じる。
運試しの鳥居
鳥居の中央に丸い穴があるので、そこに向かって運玉を投げる。
これがかなり難易度が高いように思うのだが、参拝の折にはチャレンジしてみてはいかがだろう。
最後に
子授けそして安産の神様として知られる滝尾神社。安産子種石など、境内にはほかにもさまざまなスポットが存在している。
滝尾神社まで車で訪れることも可能ではあるが、せっかくなので秋めいてきた日光の豊かな自然を満喫しながら、歩いて参拝するのも良いのではないだろうか。
【基本情報】
滝尾神社
住所:栃木県日光市山内
アクセス:
・お車の場合
日光宇都宮道路「日光IC」より約15分
駐車場:有
※細い山道を進むため通行にはご注意ください。数台分ですが、滝尾神社のすぐそばに車を停められる場所があります。あるいは日光二荒山神社や日光東照宮の駐車場をご利用ください。
・電車の場合
JR日光線「日光駅」あるいは東武日光線「東武日光駅」から東武バス中禅寺温泉方面行きに乗車、「神橋」下車、徒歩約30分
※日光二荒山神社から滝尾神社まで徒歩約30分(1.8km)
※日光東照宮から滝尾神社まで徒歩約26分(1.5km)
※御朱印は日光二荒山神社にて受けることが可能