防災ボトルのデメリットって?女性目線で気になるポイントとおすすめの備え方
SNSを中心に話題になった「防災ボトル」。
外出時のシンプルな備えとして人気ですが、実際に作って持ち歩くとなると、ちょっと気になる部分も…。
今回は、防災士の私が、個人的に「防災ボトル」を持ち歩かない理由についてお話します。
結局かさばる!荷物少なめ派は続かないかも…
当然といえば当然なのですが、防災ボトルはいくらシンプルな中身でも、しっかり500ml分のスペースを取ります。
特に小さい子がいるママは、子どものための荷物だけでバッグがいっぱいになりますよね。
中にはおむつや絆創膏、おやつなど、非常時にも助かるグッズもいくつか入っているはず。
そこへ、もうひとつ水筒を追加するようなもの…と考えると、なかなかの負担かもしれません。
中身は同じでも、ボトルの中身をポーチに移し替えることで、スペースはかなり節約できます。
ペットボトルや水筒などを一緒に持ち歩いていれば、ボトルの機能(水をくめる、浮力になるなど)もある程度は代用できますよ。
中身が出し入れしにくい…
ボトルという形の都合上、小さいものが下の方に行ってしまうと、スムーズに取り出すのはまず無理です。
特にホイッスルやミニライトなど、緊急時にすぐ使うグッズは、入れ方を工夫する必要がありそうです。
無理にすべてをボトルに入れず、カバンのポケットなどのわかりやすい場所に移してもいいかもしれません。
やっぱり防災ポーチの方がいい?おすすめなのはこんな人
防災ボトルはあくまで警視庁の方が、万人向けにおすすめしている備えです。
「いまの私の環境」では、あえて使い慣れた防災ポーチから乗り換えるほど活躍する場面がないかも…と思うのが個人的な感想です(汗)。
ですがもちろんメリットも多いので、簡単に比較してまとめてみました!
防災ボトルの長所が活かせるのはこんな方だと思います!
- バッグの容量に余裕がある
- 防災用と普段用のアイテムは明確に区別したい
- 中身をわかりやすく把握したい
- つぶれたら困るものを持ち歩きたい
- 防水性や浮力、水をくめることを重視したい
- 透明なボトルを活かして楽しく備えたい
逆に、上記にこだわりがない方は、防災ポーチでも充分かもしれません。
そもそも「ボトルかポーチか」にこだわる必要はない
外出時の被災に備える方法は、ポーチかボトルの2択だけではありません。
濡れたり潰れたりしたら困るものだけを小さめのボトルや小物ケースに分けたり、細かいものはバッグのポケットや財布を活用する方法もありますよ!
いつ災害が起きてもおかしくない日本。
持ち歩き防災は、継続できることがとにかく大事です!
自分に合った備え方を選んで、負担にならない範囲で続けていきましょう♪
「いつもしも」の記事では、子ども向けの備え方も含め、いろいろなアイディアをご紹介しています。ぜひあわせてご覧ください。