台風11号沖縄接近でANA・JALなど沖縄発着便を中心に週末を含め、変更・キャンセル無料の特別対応に
台風11号が沖縄に接近しているが、進路が複雑で迷走しており、長期間の影響が出ることが予想される。その為、航空各社では今週末にかけて、沖縄県内の発着便を中心に予約済みの航空券について、無料での変更もしくはキャンセル料なしでの払戻をする特別対応を開始した。
運航の有無に関わらずの対応となるが、既に一部便の欠航が発表されている。今後、台風の進路に応じて欠航便が増えることが予想される。最新の状況は、各航空会社のホームページから確認できる。
航空券の特別対応、航空会社別の状況(8月31日23時55分現在)
8月31日17時時点では、以下の航空会社で航空券の特別対応の措置が発表されている。今後追加されることも考えられる。
※8月31日23時55分更新
■ANA
那覇空港発着便:8月31日正午~最終便、9月2日12時~3日の最終便
(8月31日23時55分追記:8月31日正午~9月5日の最終便まで全便で特別対応に)
宮古空港発着便:8月31日正午~9月1日11時59分、9月2日始発便~3日の最終便
(8月31日23時55分追記:8月31日正午~9月5日の最終便まで全便で特別対応に)
石垣空港発着便:8月31日正午~9月1日11時59分、9月3日の全便
(8月31日23時55分追記:8月31日正午~9月5日の最終便まで全便で特別対応に)
■JALグループ(JAL、日本トランスオーシャン航空など)
那覇、宮古、石垣、久米島、多良間空港発着便:8月31日正午~最終便、9月1日~5日の全便
与那国空港発着便:8月31日正午~最終便、9月1日~4日の全便
北大東、南大東空港発着便:9月1日の全便
奄美大島、喜界島、徳之島、沖永良部空港発着便:9月3日~5日の全便
与論空港発着便:8月31日の全便、9月3日~5日の全便
■スカイマーク
那覇空港発着便:9月3日の全便
下地島(宮古)空港発着便:9月2日・3日の全便
■ソラシドエア
那覇、石垣空港発着便:8月31日正午~最終便、9月1日~5日の全便
変更やキャンセルはホームページ上からも可能
変更・キャンセルについては、一部旅程や運賃を除き、各航空会社のホームページ上からの変更手続きが可能となっている。電話予約センターは繋がりにくい状況になることから、ホームページ上での手続きができない時に限って活用するのが望ましい。
ANAやJALを含めて多くの航空会社では、基本的に片道だけでも特別対応の対象便になっていれば、往復共に変更・キャンセルが可能となっている。また沖縄滞在中の場合などは便の前倒しもできることから、予定を切り上げて空席がある便に変更し、台風接近前に戻ってくることも可能となっている。
LCCの場合は原則、欠航が決まらないと変更・キャンセルができない
LCC(格安航空会社)の場合は、基本的には便が欠航した時点で変更やキャンセルの取り扱いになることが多く、8月31日時点ではジェットスター・ジャパンやピーチでは航空券の特別対応は発表されていない。
ジェットスター・ジャパンでは那覇発着の一部便の欠航が発表されており、欠航の場合には全額払戻しもしくは変更が可能となる。
昨年7月には那覇空港で3日半、ほとんどの便が欠航になったケースも
昨年は7月20日から台風6号(2021年)が接近し、20日午後、21日・22日・23日と3日半に渡って那覇空港発着のほとんどの便が欠航となった。台風が停滞し続けたことで、長期間に渡って影響が出たが、今回の台風11号は進路が読めないこともあり、沖縄へ出かける人は注意が必要である。
今後、状況が変わることが予想されることから、頻繁に利用する航空会社のホームページで最新の運航状況・航空券の特別対応について確認して欲しい。