「すい臓が悪くなる」とどうなる?-すい臓の特徴から分かりやすく解説!-
ご覧いただきありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は「すい臓」について解説していきます。
今回の目次
- すい臓とは?
- すい臓が悪くなるとどうなる?
- すい臓が悪くなるのはなぜ?
- すい臓を労わる生活習慣
- 最後に
1.すい臓とは?
すい臓は、十二指腸(小腸の入口)に抱えられるようにある臓器です。
すい臓の働きは大きく2つです。
①血糖値を調節するホルモンの分泌
②消化酵素を含む膵液の分泌
2.すい臓が悪くなるとどうなる?
すい臓が悪くなって、炎症が起こると、みぞおち辺りの腹痛・腰背部の痛みなどが起こることがあります。
さらに、すい臓の働きがどんどん悪くなると、血糖値が高くなりやすいです。
これはすい臓から分泌される「インスリン」の分泌が低下することが原因となります。
また、膵液の分泌が低下することで、脂肪がうまく分解できなくなってしまいます。
これにより脂肪性の下痢(白っぽい便)が出ることがあります。
【すい臓と不調】
腹痛・腰背部痛・高血糖・食欲不振・吐き気・体重減少など
3.すい臓が悪くなるのはなぜ?
すい臓が悪くなってしまう原因は様々ですが、特に「食事」と大きく関係しています。
例えば、糖質をたくさん摂る食事を繰り返していると、インスリンが過剰に分泌されて、すい臓が疲弊してしまいます。
また、脂肪の多い食事を繰り返していると、胆石ができやすくなります。
この胆石がすい臓と繋がる管に詰まってしまうと…
↓
膵液が逆流して…
↓
すい臓自身を溶かしてしまう(炎症)ことがあります。
下の動画でも【アニメーション】で解説していますので、ぜひご覧ください。
4.すい臓を労わる生活習慣
血糖値が急上昇してしまうと、すい臓に負担がかかります。
そのため、血糖値が急上昇しないように下のような食事・運動習慣が大切です。
- お腹パンパンまで食べない(腹八分目を目安にする)
- よく噛む
- 食物繊維をしっかり摂る
- 食後に軽くウォーキングをする(激しい運動は避けましょう)
- 筋力の向上(血糖値を下げるインスリンの効きを維持するため)
また、その他にも、脂質の摂り過ぎ・肥満・お酒の飲み過ぎ・喫煙などもすい臓への負担が増えるので気をつけると良いです。
5.最後に
すい臓から分泌される「膵液」は三大栄養素を分解します。
また、「インスリン」は血糖値を下げる唯一のホルモンでもあるため、それらを分泌するすい臓がとても大切な臓器であるのがわかりますね。
少しでも参考になれば幸いです。