防災スキルゼロだったママが「ローリングストック」を始めた意外なきっかけ
防災の特集などで、よく聞く「ローリングストック」。
コロナの影響もあり、ここ数年で一気に周知されてきたように思います。
防災スキルがあまり高くなかった私がローリングストックを始めたのは、今から約4年前でした。
今回は、もともと買いだめが苦手だったママが備蓄の大切さを実感した出来事と、我が家でローリングストックしているものについて紹介します。
突然のインフルエンザで詰んだ
ある日のこと。突然の高熱と関節痛に襲われて検査した結果は…そう、インフルエンザ。
家族の誰も罹っていなかったので油断していましたが、自分が倒れて困ったのは子ども達の食事でした。
普段ワンオペの我が家、夫が唯一できるのは「パスタを茹でてレトルトのソースをかける」ことでしたが、パスタのストックが人数分に足りず。(ついでに言うとレトルトソースもなかった…)
日頃から多めに買っておかなかったことを責められているようで、フラフラしながらも強烈に後悔したことをよく覚えています。
食品のストックは収納や管理が面倒で、必要な時に都度買う主義でしたが、この出来事を機にローリングストックに目覚めたのでした。
ローリングストック向きの食品
体調不良をきっかけにストックの必要性を実感したのですが、どのような食品をどれくらいストックすればいいのでしょうか。
我が家の選び方のポイントは、
・普段から食べていて好みのもの
・なるべく常温保存で賞味期間が長いもの(3ヶ月以上)
・簡単に調理できるもの
以上を満たす食品ということ。
ローリングストックは、普段から消費して買い足していくものが中心です。災害時はライフラインが使えるかわからないので、なるべく調理の手間が省けるものを選びましょう。
災害時だけでなく、体調不良や悪天候で買い物できないとき、忙しくて料理の時間を短縮したいときにも使う想定なので、夫や子ども達だけで準備できるかどうかも重要です。
また、普段から消費するとはいっても、賞味期限が短いとローリングストックが難しくなるので、3ヶ月以上のものにしました。
そうして主食(ごはん、乾麺など)と主菜(レトルト食品、自然解凍可の冷凍食品など)、副菜(即席の味噌汁やスープなど)を日頃の消費ペースを考えながら揃えていきました。
ストックにおすすめの量
食品をストックする際にハードルとなるのが、収納の問題。また、あまり多く買いすぎると消費のスピードが追いつかず、賞味期限が切れてしまうこともあります。
我が家では、ローリングストックの量は、4人家族が1週間を乗り切れることを想定しました。
収納場所があまりないなど、1週間分が多すぎると感じる場合は、3日分、5日分など家庭の状況に合わせて決めましょう。
ローリングストックは、このストックの中から消費した分を買い足すことで、一定量を保つ仕組みです。
ローリングストックで大事なこと
4人家族で1週間分ともなると結構な量になりますが、実は量と同じくらい重要なのが、ストックする食品のバリエーション。
ローリングストックするものと量を決めたら、ストックだけを使う献立を作ってみることをおすすめします。
実際に1週間分の3食の食事内容を書き出して想像してみると、「こんなに何度も食べたら飽きそう」「野菜が足りない」など、改めて気づくことが沢山あります。
我が家も、献立を作ったことで野菜やパウチ、味に変化をつけるためのちょい足しアイテムをストックに足しました。
ストックのアップデートも必要!
防災スキルゼロだった私がローリングストックを始めてから4年が経ちました。
4年の間にはコロナ禍もあり、在宅勤務や自宅療養などの経験を経て、日頃から備えておくことの大切さをますます感じるようになりました。
子ども達が成長するにつれ、食べる量も増えて好みも変わってきたので、近々またストックの内容をアップデートしようと思っています。
ローリングストックを実際にやってみたレポについて、もっと知りたい方は『いつもしも』の元記事もあわせてご覧ください。