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『至誠庵のうなぎ』が20年ぶりに復活。「湖舟」の”炭火近江うな牛重”が美味しすぎた / 大津市

なんちゃん滋賀のローカルメディア「ロモア」編集長(大津市)

2022年7月23日(土)は、「土用の丑の日」

ということで、今回は滋賀県大津市で美味しい鰻が食べられるお店をご紹介しますっ!

大津市石山寺にある「湖舟(こしゅう)」さんです。

(左)井上裕子さん (右)次男 水晴さん
(左)井上裕子さん (右)次男 水晴さん

湖舟さんは、昭和36年に創業。観光客で賑わう石山寺の麓にあり、地元民にも愛されるお店です。

そんな湖舟さんでは、2021年3月にメニューをリニューアル。

同じく石山寺の参道で営業する「至誠庵(しせいあん)」の跡を継いだ若き兄弟が、20年前に父親が急逝したことで提供出来なくなった”うなぎ料理”を、姉妹店である「湖舟」で復活させることになりました。

炭火近江うな牛重
炭火近江うな牛重

素材にもこだわりを

厨房にある生簀では、産地ごとに鰻が分けられており、ここで新鮮な状態が保たれています。

仕入れる産地は、その時の美味しいものを取り扱っており、平均400gほどの大きいサイズしか仕入れないんだとか。また日本三大ブランド鰻の一つ「うなぎ坂東太郎」や琵琶湖産の天然鰻の取り扱いも!一度は食べてみたいですね~。

うなぎは、温度が上がりやすく安定する”備長炭”を使用して、遠赤外線の放射熱で20分ほどじっくりと焼き上げていきます。この時点ですでに美味しそうです。

父親がうなぎを提供していたのは20年前ということで、当時のタレは残っていなかったのですが、レシピは残っていたそうで、そこに水晴さんのアレンジを加えてタレは作られました。

ちなみに、丸中醤油(愛荘町)と三和醤油(多賀町)という滋賀の醤油2種類をブレンドして作られています。そしてタレに付けた後はしっかり浸透する様にと、もう一回軽く焼き上げていきます。やばい、この時点でよだれが止まらん。

実際に食べてみる

今回は、「炭火近江うな牛重」をいただきましたっ!メインに、志じみ汁・季節のおばんざい4種・卵・香物が付いて、お値段は3,600円になります。

浜名湖産のうなぎ4貫と近江牛がドドンと。このコンボは贅沢すぎる。

うなぎは、しっかりと特製タレに漬け込んでいましたが、想像以上に味は濃くなく、素材本来の旨味を楽しむことが出来ます。備長炭でじっくりと焼き上げているからか、中は”しっとりふっくら”で絶品ですっ!

また外はパリッと焼きあがっており、この鼻を抜ける香ばしさが堪らないですね~。

近江牛はなんと”うなぎの特製タレ”で炭火焼きにしたもの。弾力のある食感で、噛むたびにジュワ~ッと出てくる旨味。これも文句なしで美味しいです。

この時点で大満足なのですが、”琵琶湖のえび豆”・”近江牛の牛タン”・”ビワマス”という滋賀のおばんざいも、とっても美味しかった。ここに”志じみ汁”と”自家製の香物”も付いてくる。ランチで3,600円って数字だけ見ると高く感じますが、このクオリティと品数を味わうと、それを感じなくなりますね。それぐらい満足度が高いです!!

亡き父親の想いを引継ぎ、20年ぶりに復活した『至誠庵のうなぎ』。

ぜひ皆さまにも味わってみてほしいっ!!!

今年の土用の丑の日は決まり!

亡き父の想いを引き継ぎ『至誠庵のうなぎ』が20年ぶりに復活。「湖舟」の”炭火近江うな牛重”が美味しすぎた(ロモア)

[店名]湖舟
[住所]滋賀県大津市石山寺3-2-37
[営業時間]ランチタイム(11:00〜15:00)
[定休日]不定休
[駐車場]あり(石山寺観光駐車場:有料)(石山寺参道駐車場:無料)
[お店のHP・SNS]Instagram

滋賀のローカルメディア「ロモア」編集長(大津市)

滋賀の日常をお届けするローカルメディアロモアの編集長。地元民だからこそ分かるグルメ・観光・イベント情報などをお届けします!

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