直感の心理学:ウソや詐欺にだまされず、すてきな恋や子育てに役立て、命を守るために
■プロの技:直感
消防士、医師、将棋のプロなど。彼らは短い時間に「直感的」に正しい判断をします。彼らは、いいかげんな判断をしている訳ではなく、情報や経験を総合的に駆使して、理屈を超えた一瞬の判断をしているのです。
特別なプロではない私たちも、この直感を正しく使って生活に役立てることができます。
理性も大切だすが、理屈を超えた直感が、あなたを救うこともあるのです。
■理屈ではなく、直感でウソを見抜け
ウソを見抜く方法として世間で言われていることの多くは、ウソです。そんな簡単にウソが見抜けるなら、誰も苦労しません。警察も裁判官も外交官も営業マンも、仕事はずっと楽かもしれません。
外交やビジネスでは、自分のウソもばれますから、かえって大変でしょうか。でも大丈夫。人はウソをつくときウソがばれないようにします。だから、ハウツー本に書いてある通りのウソのサインがまったく見られないときもあるのです。
もっとも簡単にウソがつけるのが、「言葉」そして、「笑顔」です。
「あなたに百万円あげます」「私は宇宙人です」。いくらでも、何でも言えます。
だから、人の言葉を信用してはいけません。信用すべきはむしろあなたの「直感」です。
表情でウソがつきやすいのは、笑顔です。ウソをつくとき、お世辞を言うとき、自分の不快感が現れないようにするとき、私たちは笑顔になります。
笑顔の人ほど、疑う必要があります。でも、一般にも「目が笑っていない」なんて言いますよね。はい。口元の筋肉は意識的に動かせるのですが、目の周りの筋肉は、実は意思的に動かすことが難しいのです。その表情を見る時、私たちは直感的に何かおかしい、不自然だと感じるのです。
「直感」というと、科学的ではないように思われかもしれませんが、ここでは心理学の面から直感の役立つ使い方をお伝えします。
■「愛している」と言われたとき
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