【上越市】和の暮らしにもフィットする!オリエンタルな器を取り扱う、看板が無い道具屋さん
雁木が並ぶ地域に住むライターのかどまるです。
今回ご紹介するのは南高田駅のすぐ近くにある道具屋「矢澤商店」さん。
突然ですが皆さんは普段どんな食器を使っていますか?素敵な食器1つで料理の雰囲気がガラリと変わったり、食事をする楽しみも増えますよね。
矢澤商店さんは海外の民藝、食器を取り扱っているお店です。
なかなか他では見る機会が無い、個性的でお値段もお手頃な普段使いの器を主に取り扱っていて、食器が好きな人は勿論、料理が好きな人にもお勧めの道具屋さんです。
輸入食器の宝箱みたいなお店、看板が無い道具屋「矢澤商店」さん
道具屋「矢澤商店」さんはえちごトキめき鉄道の南高田駅すぐ近くにありますが、看板が無い小さなガレージショップです。一緒に行ったつもりでどうぞご覧ください。
南高田駅のこの踏切の手前に、線路沿いを並行して走る住宅道路があります。杉山建設さんを背に30mほど進んだところにあります。
先程の踏切を杉山建設さんを背に見たところです。この斜めに走る道路に入ってすぐ30mくらいのところに立つがあるところに道具屋「矢澤商店」さんがあります。
お店の前の斜めのスペースが駐車場です。(1台のみ)
大きな道路に繋がる道で交通量があり、路上駐車禁止の標識が立っています。なので駐車する際は道路に出ないよう、お店の前に寄せてください。
通りから見えるテーブルの上には思わず目をひくカラフルな器がズラリと。
奥には籠などの雑貨や夏に活躍しそうなグラスも並んでいます。
ぎゅぎゅっと素敵なものが詰まった宝箱のような民藝の数々に思わず足を止めて見入ってしまいます。
個性豊かで見るのも楽しい器たち
こんにちは~、と入っていくとオーナーの矢澤さんが出迎えてくれました。
実はオーナーの矢澤さんは朝市でコーヒーを提供しており、たまに朝市の時も道具屋の商品を持ってきて販売している時があります。かどまる自身もコーヒーの常連客ですが、何度か朝市で気に入った器を購入したことがあり、それが凄く食卓で大活躍しているので「他にどんなものがあるのかな?」とこの日の取材を楽しみにしていました。
では早速、矢澤さんご自慢の器を見てみましょう。
手前は淡い色使いが可愛い、パキスタン製のスープカップ。ホーロー製なのがどこか懐かしさを感じさせますね。スプーンもホーローでできています。アウトドアやキャンプでも活躍しそう。
奥に重なっているのは焼き物のスープカップで版の模様が個性的ですね!
片手サイズなのでお茶碗や小鉢で使えそう。
右の白いお皿もパキスタン製。ぽってりとした優しい手触りや質感が和食器みたいですね。
矢澤さん
「シンプルで使いやすいので人気商品ですよ!どんな料理にも合わせやすいです」
なるほど、中央が柔らかく窪んでいて盛り付けが綺麗に決まりそうです。
料理をする人の心がくすぐられますね。
思わず「凄い!」と声が出るブルガリア製の食器セット。この複雑な柄は筆で描いているのではなくスリップウェアといい、ろくろを回しながら模様をつけていくヨーロッパの古い技法で模様がつけられています。微妙に模様が違っていて面白いですね。
上から見たところ。器自体が華やかなのでシンプルなサラダに合いそうですね。
独特な色の組み合わせがレトロな感じがして面白いです。
こちらはルーマニア製のスリップウェア。
シンプルな色使いですがこの繊細さ!
そして以前かどまるが買ったルーマニアのスープボウルもそうでしたが、大きくてがっしりしている見た目なのにすごく軽くてお勧めです!
ざくろがモチーフのスペイン製の小皿たち。
小さいサイズなので小物入れとしても可愛いですね。揃えて並べたくなります。
手描きの模様が鮮やかなモロッコ製の鉢。食卓が一気に華やぎます。
しかもこの器、鉢の足元の高台に秘密が。
横から見たところ。穴が開いているのがわかりますか?
穴はもう一か所、反対側にもついています。
矢澤さん
「この食器は普段、棚にもしまっておくこともできますが、壁にかけて飾ることもできる器です。この穴は壁にかけておくときのための穴で、サッと外して使えるようになっています」
そういえばヨーロッパの写真でお皿を壁にかけているものを見たことがあります!
柄が楽しい器を壁に飾りながら収納する方法、省スペースで室内も華やかになって素敵ですね。サッと壁にかけられる食器、日本製でも増えないかなあ。
見た目も涼しい海外グラスやガラス製品もお勧め!
モロッコ製のグラスはショットグラスぐらいの大きさで、少し色が入っているのが何とも涼し気です。
矢澤さん
「これはモロッコ製でミントティーを飲むためのグラスです。日本のミントと種類が少し違うようなのですが、たっぷりのミントを煮出してお砂糖を入れて作るそうです」
かどまる
「へえ!美味しそうですね、暑い日に良さそう!」
矢澤さん
「モロッコも暑い国ですからね。グラスの真ん中がちょっと出っ張っているのがわかりますか?持ちやすいように工夫してあります」
日本製のもので指が触れる部分が少し窪んでいるのは見たことありますが、出ているのは見たことが無いかもしれません。形も可愛らしくて面白い工夫ですね。
かどまる
「この実験器具は何ですか?」
矢澤さん
「これはインド製の実験器具です。部屋のディスプレイで実験器具の形をしたガラス製品は人気ですが、これはちゃんと加熱もできますよ。実はインドはこういう実験器具を昔から作っています。伝統的な物のイメージが強い国ですが、面白いでしょう?」
そういえばガラス類の棚の隣に飾られた、インド製の業務用食器もシンプルで素敵でした。
ホテル等で使われている製品だそうで、こちらも集めたくなりますね!
そしてちょっと大きめのガラス製品もありますよ。
水差しの他、スイーツをディスプレイすると楽しなそうなお皿など。
見た目も涼やかでお部屋の主役になりそうです。
アジア圏の影響を受けた地域のものが多いせい?日本家屋や和の素材とも相性バッチリ!
かどまる
「以前購入したルーマニアの器が和食を盛り付けても意外とぴったりでびっくりしました。そういうところも意識されて商品を揃えているのですか?」
矢澤さん
「ありがとうございます!ひと口にヨーロッパと言っても広いですが、アジアやイスラムの文化の影響を受けた地域のものを主に取り扱っています。和食を盛り付けても相性がいいのはそれもあるかもしれませんね」
かどまる
「お気に入りのものが見つかると、これに何を盛り付けようかと料理をする人は楽しくなってくるでしょうね」
矢澤さん
「そうでしょうね、器は盛り付けがあって完成と言われますから。うちはそういう、料理をするのがお好きなお客様がとても多いですね」
道具屋「矢澤商店」さんのインスタグラムでは器を使った素敵な料理の数々もご覧いただけます。是非、参考にしてみてくださいね。
お気に入りの器で日々の彩りを
日本の家庭料理とも相性抜群のオリエンタルな食器の数々。
お料理をする方は勿論、輸入雑貨がお好きな方へもお勧めの道具屋「矢澤商店」さん。
日々の食事の雰囲気をがらりと変えてくれるお気に入りの逸品と出会えるかもしれませんよ!
矢澤さん
「午前中は朝市などに出店しているので連絡がとれない場合もありますが、是非宜しくお願いします」
こちらこそお忙しいところありがとうございました!
どの商品も撮っていてすごく楽しかったです。
朝市のコーヒーだけではなく、道具屋さんのほうへもまたお邪魔しますね。
皆様も是非、見て楽しい器を探しに道具屋「矢澤商店」さんへお越しください。