【高萩市】オーガニック野菜を真心こめて食卓に。20日は『chitO×結農実WORKS』コラボランチ!
12月も半ばを過ぎ朝晩の冷え込みがより厳しい季節になってきましたね。ついこないだまでは日中汗ばむ程の暖かい気候が続いていたので、冬支度をのんびりしていたら、あっという間に車の窓ガラスが凍てつく時期となりました。高萩市の山間部では雪がちらちら舞う日もあるようですよ。
そんな厳しい冬の時期を迎えた高萩市の山間部で、有機野菜や食用ほおずきを栽培し、オーガニックな生活を営んでいる結農実WORKS(ユノミワークス)。
結農実WORKSは、福島県いわき市出身の笹川様ご夫婦が食用ほおずきの素晴らしさ美味しさを広めるため、高萩市に移住し、有機栽培農業を営む『結農実WORKS』を立ち上げました。
今年は豊作だったほおずきも、今期の収穫は終わり、現在は冬の根菜類が収穫を迎えています。
野菜の収穫といえば朝早くから収穫をするイメージですが、朝晩氷点下5~6度まで下回るようになった上君田地区での収穫は、朝は畑が凍りついてしまっているため、太陽が昇り畑の氷が溶ける時間帯から収穫が始まります。
厳しい山の寒暖差の中育つ野菜は、環境に負けじと強くなり見た目も立派で甘味も増します。笹川ご夫妻が営む結農実WORKSの野菜は、高萩の自然環境をよく観察しながら、無農薬で栽培していますので手間暇はかかりますが、体にも優しくおいしい風味豊かな野菜が育ちます。
たくさんの人参を収穫しましたが、また割れしている人参は少なく、真っ直ぐ立派に育っています。これでも小ぶりな方というから驚きです。
冬の寒さに負けないよう、ビニールハウス内で育てたカブとレタスです。地面には畑でよく見かける黒いシートが敷かれていない代わりに、野菜の隙間にふかふかに生える雑草が目に入りました。
このハウス内は、マルチシートという雑草が生えないように土に被せて使うシートを張っていないため、雑草がふかふかに育っているのです。
雑草は畑の厄介者ですが、外気の寒さから野菜を守るには丁度良いのだとか。「少し生えすぎているけれど」と言って苦笑いをする笹川ご夫婦でしたが、雑草の間からのぞいたカブは、まん丸の大福のように、ふっくら美しく育っていました。
雑草にもこんな使い方があるのだと初めて知った筆者は驚きでした。これも山の厳しい環境を知る笹川様ご夫婦だからこその知恵なのかもしれませんね。
マルチシートを使わずに育てているカブの他にも、シートを使って育てたカブもあり、そちらが収穫時期とのことでしたので、収穫作業を見せてもらいました。採れたカブは手の甲よりも大きく立派に育っており、表面もみずみずしいですね。
雑草が無いので葉っぱの合間に見えるカブをよく見るため葉をよけてみると、ころんとした卵のようなカブが二つマルチから出ていました。とても綺麗なので忘れていましたが、このカブは無農薬で栽培され、まだ収穫前の状態の物だから驚きです。
カブがたくさん並ぶと、お正月によく見る鏡餅のように見えてきますね。ふっくらとしたみずみずしいカブが大量に収穫できました。
人参は土がまだついているので山の水でよく洗い乾かします。山の水はとても冷たいので今の時期はとてもこたえます。それでも一つ一つ手を抜くことなく作業を進める笹川さんご夫婦。
一つ一つ我が子のように丹精込めて作った野菜は、太陽に照らされてまるで宝石みたいに輝いていました。
人参を乾かす間、休憩を挟んですぐにカブの袋詰め作業を行います。
袋詰め作業はあっという間に終わり、結農実WORKSのシールを貼って完了です。
・カブ2本入り 一袋250円~(税込)
カブの袋詰め作業が終わると、人参の袋詰め作業が始まります。重さを測りながら袋に入れていきます。簡単そうですが、いかに美味しそうに見せられるか、作品を作るかのように丁寧に作業を進めます。
どんなに一生懸命丁寧に作っても、お客さんの手に取ってもらわなければ意味がありませんので、一番気の使う作業でもありますね。
・人参3本入り 一袋230円~(税込)
結農実WORKSの有機栽培野菜は、イオン高萩店やマルト田尻・滑川・諏訪店で販売しています。商品には笹川さんがデザインした、お洒落なシールが目印ですのでぜひ見かけたら購入してみてくださいね。
■結農実WORKSイベント
〇chitO×結農実WORKS
高萩市の駅前通りのニチハンメラで不定期営業している喫茶店chitO(ちと)。chitOさんの素敵なお店の中で結農実WORKSの有機栽培野菜をふんだんに使った菜食プレートと野菜のクリームスープがついた野菜たっぷりランチが20日限定で食べられます。chitOさんの美味しいお菓子もありますので、食後のデザートにおすすめです。
chitO×結農実WORKS
日時:R6年12月20日(金)11時30分~
※プレートは無くなり次第終了。chitOさんは18時まで営業。
会場:chitO 茨城県高萩市本町3丁目1 飛田ビル2F
料金:1,200円(税込)※ランチは予約優先となります。
その他:オーガニック野菜(4~5種類)やジャムの販売もあります。
〇第3回AYUMUAGURIマーケット
近隣の市や町からお店が集まりますので、たくさんの美味しいを集めてくださいね。
第3回AYUMUAGRIマーケット
日時:令和7年2月9日(日)10時~15時※雨天決行・荒天中止
会場:常陸太田市町屋町1256 町屋研究所
真心こめて作った結農実WORKSの野菜ですが、おすすめの食べ方はシンプルに焼いて塩で食べるのが一番とのこと。筆者もカブをソテーし塩で味付けをしたところ、カブの甘さに驚きました。一度騙されたと思って試してみてください。本当に美味しいです。
来年一月には結農実WORKSの野菜を堪能できるカフェ『YUNOMI-DINER(ユノミダイナー)』を開催するとのことです。高萩の大自然に囲まれたカフェで素敵なひと時を過ごすことができます。開店日が決まったら、インスタグラムで告知するそうなので、結農実WORKSさんのインスタグラムは要チェックですよ。
明日は、喫茶chitOでコラボランチもありますので、ぜひこの機会に結農実WORKSの野菜を満喫しに訪れてみてはいかがでしょうか。
結農実WORKS
■住所:茨城県高萩市上君田1034
YUNOMI-DINER:茨城県高萩市上君田1030
■電話:080-6002-2327
■定休日:不定休※要事前連絡
■駐車場:作業場隣1台※R6年12月16日現在
■ホームページ:Organic Life Yunomi Works
■インスタグラム:@yunomiworks
■Yahoo!ショッピング:yunomi-works