30年余で268倍の韓国女子ツアー。美女ゴルファーたちもニッコリビックリ!?
韓国女子プロゴルフツアー2019シーズンのスケジュールが発表された。
2019シーズンの大会数は計29大会で、賞金総額は約226億ウォン(約22億6000万円)。前シーズンに比べると1大会増え、賞金総額も20億ウォン(約2億円)ほど上がったことになる。
大会数は2016シーズンの33大会には及ばないが、同シーズンの賞金総額(212億ウォン)より10億ウォンほど高いため、「過去最大級の規模」(KLPGA)という言葉に偽りはないだろう。
大会の平均総賞金額は約7億8000万ウォン(約7800万円)で、総賞金額が10億ウォン(約1億円)を超える大会が前年の4大会から6大会に増えた。
賞金増額で日本でプレーする韓国美女ゴルファーも?
ツアーの主役である韓国女子ゴルファーたちのモチベーションも、上がるに違いない。それだけでなく、日本でプレーする韓国女子ゴルファーが韓国の大会に出場する機会が増える可能性もあるだろう。
実際に、韓国美女ゴルファー“神セブン”として日本で活躍するキム・ハヌルは、韓国メディアとのインタビューで「今年は韓国の大会から招待が来たら、なるべく出場回数を増やしてみるつもり」と話していた。
(参考記事:【PHOTO】イ・ボミ、アン・シネ、そして…韓国女子ゴルファー“神セブン”を一挙紹介!!)
韓国女子ツアーの2019シーズンは、正確には昨年12月の「ヒョソンチャンピオンシップ with SBS Golf」から始まっているが、4月4~7日に行われる「ロッテレンタカー女子オープン」で本格的な幕を上げる。
2019シーズンは、3つの大会が新設される。
まず台湾と5年ぶりに共同主催大会で行われた「台湾女子オープンwith SBS Golf」で、こちらはすでに1月17~20日に成功裏に開催された。また、4月第2週に行われる「セルトリオン・クイーンズマスターズ」は、今回初めてKLPGAと縁を結んだバイオテクノロジー企業セントリオンが主催する。
賞金総額15億ウォンの大会が新設
注目は、10月第1週の「ハナ金融グループチャンピオンシップ(仮称)」だ。
韓国ゴルフの発展に貢献してきたハナ金融グループが開催する大会なのだが、その賞金総額は15億ウォン(約1億5000万円)。2019シーズンに行われる29大会で、最も賞金額が高い大会となる。
ちなみに10月は第2週に「ハイト眞露チャンピオンシップ」、第3週に「KB金融スターチャンピオンシップ」が行われるのだが、上述した「ハナ金融グループチャンピオンシップ」を含めて3週連続で賞金総額10億ウォン(約1億円)を超える大会が行われることになる。
それだけに韓国女子プロゴルフ協会も、10月を「“KLPGAゴールデン月間”」と強調していた。賞金女王争いなどにも大きな影響を与える月となりそうだ。
そして昨年、美女ゴルファーのパク・キョルが涙の初優勝を飾った「SKネットワークス・ソウル経済レディースクラシック」(11月第1週)が続き、11月第2週の「ADTキャップス・チャンピオンシップ2019」で幕を閉じる。
(参考記事:“美女ゴルファー”パク・キョルが初優勝で涙…「夢にまで見た優勝を果たせてうれしい」)
それにしても韓国女子ツアーの飛躍は顕著だ。
アメリカ、日本女子ツアーより高い成長力
韓国プロゴルフ協会傘下だった女子部門が、韓国女子プロゴルフ協会(KLPGA)として独立した1988年当時は、計8大会、賞金総額8440万ウォン(約844万円)という規模だった。
それから30年余りで賞金総額は268倍に膨れ上がっている。いかに急激な成長を遂げたかがおわかりいただけるだろう。
その成長力は、米国女子ツアーや日本女子ツアーにも引けを取らない。
ツアー賞金総額を見ると、米国女子ツアーは7055万ドル(約78億1545万円)、日本女子ツアーは39億4500万円でいずれも韓国(約22億6000万円)より規模は大きい。
それでも前年比の増加率を見ると、米国女子ツアー7.37%増、日本女子ツアー5.27%増となっており、韓国女子ツアーの8.85%増が最も伸び幅が大きい。
「2028年までに韓国超えて世界に跳躍するKLPGAとなる」という壮大な目標を込めた、韓国女子プロゴルフ協会の“ビジョン2028”の実現が、また一歩近づいたことになるのかもしれない。
2019シーズンのスケジュールも決まり、近いうちに“美女ゴルファーの証”といえる「KLPGA広報モデル」も発表されることだろう。本格開幕に向けて、ますます盛り上がっていきそうだ。
(参考記事:イ・ボミやアン・シネも選ばれた「美女ゴルファー」の証!! KLPGA広報モデル10年分を大公開)
招待選手や本格参戦で来日する選手もいるだけに、今シーズンも韓国女子ツアーに注目してみたい。