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A級復帰を目指す羽生善治九段(51)7月7日、B級1組2回戦で佐々木勇気七段(27)と対局

松本博文将棋ライター
(記事中の画像作成:筆者)

 7月7日。東京、大阪の将棋会館において、第81期B級1組順位戦2回戦がおこなわれます。

【東京】

▲中村 太地七段(1勝0敗)-△丸山 忠久九段(1勝0敗)

△屋敷 伸之九段(1勝0敗)-▲久保 利明九段(0勝0敗)

▲羽生 善治九段(1勝0敗)-△佐々木勇気七段(0勝1敗)

△郷田 真隆九段(1勝0敗)-▲三浦 弘行九段(0勝1敗)

△千田 翔太七段(0勝1敗)-▲横山 泰明七段(0勝1敗)

【大阪】

△山崎 隆之八段(0勝1敗)-▲近藤 誠也七段(0勝1敗)

【空き番】

澤田真吾七段(1勝0敗)

 注目の羽生九段は佐々木七段と対戦。昇級候補同士による好取組です。

 羽生九段は1回戦、山崎隆之八段に快勝。前人未到の通算1500勝も達成しました。

 佐々木七段は昨年度、出だしから7連勝でトップに立ったものの、その後は5連敗で失速し、昇級できませんでした。

 今期も当然、昇級候補の一角に数えられますが、1回戦では澤田真吾七段に敗れています。長丁場のB級1組ですので、まだまだ先の長い戦いですが、出だし連敗だと、厳しくなりそうです。

 羽生九段と佐々木七段は4回目の対戦。過去の対戦成績は羽生1勝、佐々木2勝です。

 先手はオールラウンダーの羽生九段。まずはその作戦選択が注目されます。

 ABEMAでは元A級同士の対局、屋敷九段-久保九段戦が中継されます。過去の対戦成績は屋敷6勝、久保12勝です。

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)など。

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