パン屋さんでパンを買う時、ほとんどの場合がトレーとトングを持って選ぶスタイルですよね。
掴んだトングの跡がついてしまったり、トレーに入れてからやっぱり変えたくなったり、トレーが傾いて落としそうになったりしたことはありませんか？
衛生面も気になりますし、小さなお子さまを連れての場合、ベビーカーで入店するのはかなりのハードルです。

そういったストレスからも解放してくれる、職人が焼く本物のパン屋であり、本格的なケーキと洋菓子のお店「CALVA」をご紹介します。

「CALVA」とは

大船駅から徒歩約5分、東口を出て目の前の信号を渡り、右に曲がってそのまま直進します。

格式の高さを感じるガラス張りのエントランスは、一見ジュエリーショップのように見えますが、実は地域に根づいたパンとケーキの有名店です。
先代の跡を継ぎ、ブーランジェの兄とパティシエの弟、お２人のシェフが2009年に「Patisserie CALVA」をオープン、2022年に店舗をリニューアルされました。

グレーを基調としたシックな雰囲気の店内です。まるでショールームに来たかのような感覚になりました。

中央のショーケースで輝きを放つケーキやスイーツ。芸術的な作品は見ているだけでハッピーな気持ちになります。

ショーケースに飾られたパンやケーキ、焼き菓子やショコラ、思わず手に取りたくなりますが、これらはすべて見本です。

タブレットオーダーがとっても便利

入店すると、スタッフの方からタブレット端末を受け取ります。操作は簡単、購入したい商品をタップしていくと右側に金額が表示される仕組みです。

ショーケースに並んだ商品を見てサイズ感を確かめながら慎重に選んでいきますが、いつものトレーとトングではないことにワクワクしてしまい、いろいろタップしてしまいます。

実際の商品をトレーに入れるのではないので、ここで変更したり削除したりできるのがいいところ。タブレットさえ支えていれば商品を落とすことも傷つけてしまうこともありません。

普段レジで会計する際「いくらになるのかな」と思いながら待つのですが、予め合計金額を確認できるので「こんなに買ってしまった！」ということが防げます。

選び終わったら、“注文を送信する“をタップしてタブレットをレジへ持っていくだけ。呼出番号の書かれたレシートを受け取り、番号が呼ばれたら会計をします。
トレーとトングを持ってレジに並ぶ必要もありません！

購入した商品は紙袋に入れてくれます。気分が上がる洗練されたデザインです。手土産や差し入れにもいいですね。

本物の美味しさをいただきました

折り重なった層のラインがとても美しく、気品を感じます。
噛むとザクッといい音がして、中はしっとりと滑らかな食感。芳醇なバターの香りが濃厚チョコレートを包み込んでいます。

渦巻き状にレーズンがたっぷり贅沢に練り込まれています。パン生地のサクサクでしっとりしたバターの風味がリッチな味わい。表面がツヤツヤと輝き、食欲を誘う美味しそうなビジュアルにも惹かれました。

外はサクサク、中はしっとりもっちりとした食感。抹茶の豊かな風味に小豆がアクセントになっており、甘さが控えめなのでどんどん食べ進めてしまいます。
スライスするよりも、手でちぎって食べたほうがより生地の柔らかさを感じられます。

表面は弾力があり力強い反面、中はしっとりもちもちとした柔らかさ、噛めば噛むほど小麦の旨みをしっかり感じます。
何もつけずに香りと味を楽しむのもおすすめ。伝統的な製法と粉で作られた奥深い味わいです。

クロワッサン生地なので、ピザのマルゲリータとはひと味違った味わいが楽しめます。
トマトソースの程良い酸味とモッツァレラチーズのコク、バジルソースの爽やかさが、コクのあるバターの風味と相性抜群。充分に満足感のある美味しさです。

たっぷりの生クリームとコクのあるカスタードクリームがサンドされたクロワッサンです。
ザクザクとした食感とクリーミーな食感がベストマッチ。表面にかけられたバニラシュガーの香りも相まって、余韻を楽しみながらあっという間に完食しました。

タブレットオーダーというシステムに戸惑いを感じましたが、スタッフの方がサポートしてくださるので安心でした。
地域で愛され続けるお店が進化して、効率的に買い物ができるようになると私たちの生活はもっと豊かになっていきますね。
今回はお腹を満たそうとパンが中心になりましたので、次回はスイーツを買いに行きます！

＊掲載時の内容です。メニューや価格、営業時間等の変更の可能性がありますので、お出かけの際は最新情報をご確認ください。