【幼児教育】私がおもちゃを買わなくなったある理由
こんにちは!科学的根拠のある幼児教育を発信しているきなこです^^
子どものおもちゃ、どんどん増えていくけどこのままでいいのかな?って気になりますよね。今回は、おもちゃの適正量についてご紹介します!
1.米国・トレド大学の研究
1歳半から2歳半の子ども達を2つの部屋で遊んでもらい、観察しました。
1つ目の部屋:おもちゃが4個しかない部屋
2つ目の部屋:おもちゃが16個ある部屋
実験の結果、「4個しかない部屋で遊んだ時の方が、1つのおもちゃで2倍長く遊び、様々な遊び方をしていた」という様子がみられました。
逆に、おもちゃが16個ある部屋で遊んだ時は、最初の15分で既に10個のおもちゃで遊んでいる様子が見られました。
2.研究からわかったこと
トレド大学の研究からわかったことは、以下の2つです。
・おもちゃが多すぎると、興味が移り変わって各おもちゃの使い方をじっくり考えることが出来ない。
・おもちゃが少ないほど、より創造的な方法で遊ぶことができる。
そしてこのおもちゃへの探求心が「認知能力の発達のサポートをしている」と論文中で言及されていました!
3.電子おもちゃよりも昔からあるおもちゃがおすすめ!
おもちゃは少ない方が良いのはわかった!では、おもちゃの種類はどんなものが良いのでしょうか?
米国・ペンシルべニア大学のジェニファー・ゾシュ教授によると、おもちゃは積み木やパズルなどの「昔からあるおもちゃ」がおすすめとのことです。
なぜなら、昔からあるおもちゃで遊んだ場合、親子の会話は形や空間概念についての内容が多かったのですが、電子おもちゃの場合はおもちゃの機能についての会話が多く、空間概念に関して内容は少なかったという研究結果が出ています。
3.既に家には大量のおもちゃがある場合…!
これらの研究結果を見ていかがでしたでしょうか?
「おもちゃは少ない方が良い」というのと「昔からあるようなものの方が良い」というのはわかりましたが、我が家には既に大量のおもちゃがあります…。果たしてどうしたらよいのでしょうか?処分するのももったいないですよね…
モンテッソーリ幼児教室を主催している村岡美生さんによると、この様な場合、いつも遊んでるおもちゃ5~10種類は子どもの遊び部屋に出しておいて、その他は押し入れに保管しておくのが良いそうです。
たまに押し入れのおもちゃと交換しても良いですね^^
部屋に出しておくおもちゃを少なくすると、散らかるおもちゃも当然少なくなるので親サイドからしてもこれはおすすめです!
是非明日からお試しください^^