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親の年収は子どもの学力にどのくらい影響する?

きなこ子育て研究主婦

親の年収が高いと子どもは成績が良くなる、という話は聞いたことはありますが、本当にそのようなデータはあるのでしょうか?

今回は、文部科学省の親の年収と子どもの学力の関係と子どもの学力に関してのデータと学力の本質についてご紹介したいと思います^^

1 親の年収と子どもの学力は比例していた 

文部科学省のデータによると、世帯所得と学力はやはり比例しています。

こちらの図をご覧ください。

確かに、年収が上がるにつれて正答率も良くなっていますね。

やはり年収が高いと子どもにより良い環境を作ってあげることが出来るからですかね、、、

しかし、本当に年収が高いだけで子どもの学力は高くなるのでしょうか?

2 学力が高い子と低い子の親の過ごし方

 次はお茶の水女子大学の研究結果をご紹介します。8,093人の子どもの保護者にアンケートをとっています。

学力が高い子の親がやっていなくて、低い子の親がやっていたこと

  • 毎日「勉強しなさい」と言う
  • 親がスマホでゲームをする
  • テレビのワイドショーやバラエティー番組をよく見る
  • スポーツ新聞や女性週刊誌をよく見る
  • パチンコ・競馬・競輪によく行く
  • カラオケに行く

学力が低い親がやっていなくて、高い子の親がやっていたこと

  • 子どもが小さい頃、絵本の読み聞かせをした
  • 博物館や美術館に連れていく
  • ニュースや新聞記事について子どもと話す
  • 家には本がたくさんある(漫画や雑誌を除く)
  • テレビゲームで遊ぶ時間は限定している
  • 子どもが英語や外国の文化に触れるように意識している
  • 本を読む(漫画や雑誌を除く)
  • 新聞の政治経済の欄を読む
  • パソコンでメールをする

ちなみに絵本の読み聞かせですが、幼児期だけでなく6歳以降も続けると思考力・記憶力・意欲の向上・リラックス効果があることがわかっています。

こんなに多大な効果があるのであれば、子どもが嫌がるまでは続けてあげたいですよね^^

さらに、子どものあることを伸ばせば、親の収入は関係なしに学力を伸ばすことが出来るそうです!

3 大切なのは「好奇心」

脳医学者である東北大学の瀧靖之先生は、学力の本質は「好奇心の差」と述べており、子どもの好奇心を十分に伸ばせれば、親の収入は関係がなくなるそうです!

特に、知識と体験の繰り返しを脳に蓄積させることが重要で、

図鑑や本、テレビで知識をつける

↑↓

博物館・動物園・美術館などで本物を体験する

このサイクルがとても大切とのことです。

社会心理学では「楽しい気分の時は記憶力が高まり、不快な時には記憶力が低下する」ということが明らかになっているので、好奇心を伸ばしてあげることはとても大事ですね^^

余談ですが、私は前まではテレビでバラエティー番組を見ていたのですが、テレビの配線が壊れてしまい地上波が見れなくなりました。

そこで気づいたのが、案外テレビは見れなくても大丈夫!ということ。

(ネットは繋がるので子供向けの番組を見るか、夫が格闘技情報をyoutubeで見てるので一緒にちらっと見るかになりました。)

子どもが見ていないのにテレビがついている状態(バックグラウンドテレビ)は、子どもの集中力向上を妨げるとも言われているので、思い切ってテレビの線を抜いてみるのも良いかもしれませんね。

また、前回の記事では子どもが勉強好きになるコツが紹介されているので、ぜひ読んでみてください^^

【参考資料】

・我が国の教育水準と教育費 文部科学省

・お茶の水女子大学委託研究・補完調査について

・「賢い子」に育てる究極のコツ (著) 瀧靖之

子育て研究主婦

脳科学・研究から考える幼児教育について紹介しています。年200本の論文を読破中。脳の成長期にやりたいこと・気を付けたいことを一緒に学んでいきましょう^^

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