子どもを犯罪者から守る方法
10月に入りだんだん涼しくなってきて、日の入りも早くなりましたね。夕方、薄暗い道を帰るのは子ども1人はもちろん、親子でもちょっと怖いですよね…。
今回は、犯罪者から子どもを守る方法について紹介します!
1.「どの子を狙おうか?」犯罪者の最終的な判断は?
「どの子を狙おうかな?」と子どもを狙う犯罪者。
その犯罪者が最終的に判断する方法は何か知ってますか?
答えは【子どもが緊張しているかどうか】。
犯罪心理学者の出口教授によると、「緊張している子は襲った瞬間に大声を出したり、暴れたりする可能性がある。逆に安心しきっている子どもは襲いやすい。」とのことです。
なので、子どもに注意すべきポイントを何度も教えて危険察知能力を高めておくことが重要です!
2.注意すべきポイント
海外の膨大なデータからわかっているのは、犯罪者が好む場所は公園のトイレなどの「入りやすくて見えにくい場所」。
つまり、重要なのは「人」ではなく「場所」や「景色」なんです。
・ガードレールのない道路
立正大学文学部社会学科教授の小宮信夫先生によると、小宮先生が把握している誘拐事件の100%がガードレールのない場所。
ガードレールのない場所は、車から声をかけて連れ去りやすいとのことです。
・歩道橋
歩道橋は見晴らしは良いけど、人目がつきにくい場所。
1988年、4人の女の子を誘拐した宮崎勤事件も歩道橋の上で幼女に声をかけて連れ去っています。
・人混み
不特定多数の人々が集まる駅前やショッピングモールは
「怪しい人がいても誰かが注意するだろう」という傍観者効果から見過ごされやすい。
たくさん人がいるから安心だよね!とはならないようです。
3.私たちにできること
私たちが犯罪を少なくするためにできること。それは【挨拶】をすることです。
警視庁の調査によると、下見の時に犯行を諦める理由でダントツで多いのが、「近所の人に声をかけられたこと」です。
つまり、挨拶には犯罪抑制効果があります。
逆に住民の無関心を感じ取ると犯罪者は狙いを定めやすくなる。
積極的に近所の人と挨拶をしておきたいですね!
【参考資料】
・警視庁ー積極的な声掛けが明日の犯罪を防ぎますー