【四條畷市】絵本作家・谷口さんが来年の干支をライブペインティング 四條畷神社で大絵馬奉納式
四條畷神社で12月26日午前、正月に境内へ設置する大絵馬の奉納式が行われると聞きましたので、見に行ってきました。
午前11時、境内に市内出身の絵本作家・谷口智則さんが登場。大橋弘邦宮司らとともに本殿の中に入り、神事を行います。
神事が終わり、大絵馬の前に現れた谷口さんは、大絵馬奉納式を一目見ようと集まった人々に向かって、「寒いので一気に書き上げたいと思います」と笑顔で話しかけると、ライブペインティングを開始しました。なお、この大絵馬は、同神社の一の鳥居や灯ろうの再建工事を行なった木又工務店さんが作られたそうです。
境内の人々が見守る中、谷口さんが一筆振るうたびに、来年の干支である「辰」にちなんだ龍の姿が、大絵馬の中に描き出されていきます。
午前11時以降、冷たい風が強くなったように感じられます。大橋宮司はライブペインティングを見つめる幼児たちに毛布を手渡していました。もしかすると、奉納式に合わせて上空に龍がやってきたのかも知れない、と少し想像してしまいます。
最後に自らの氏名を書き入れると、谷口さんは筆を置き、大絵馬の絵は完成。集まった人々から拍手が沸き起こりました。完成した大絵馬には見事な龍が描かれていますが、どことなく空欄が多いように感じます。大橋宮司によると、「これで完成ではありません」とのこと。
大絵馬は2024年1月1日から同月15日まで境内に掲げられます。この間、社務所では、願いごとが書き込める雲形のシール(初穂料200円の予定)を交付。シールに願いごとを書き込んだ参拝者は、境内の大絵馬に貼り付けて、願いごとの成就を祈願します。同月16日以降は、絵馬堂(休憩所)に12年間掲げられる予定。つまり、この大絵馬は参拝者が願いごとのシールを貼り付けることで完成する、というわけです。
奉納式終了後、谷口さんに絵の出来栄えを尋ねると「シールが貼られるということで少し控えめに描きましたが、結構迫力のある龍になったと思います」と手応えを語ってくれました。
新年まであと少し。四條畷神社には毎年初詣に行きますので、その際に大絵馬の様子を見てみたいと思います。
四條畷神社
所在地:大阪府四條畷市南野2-18-1