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蒼井優を射止めた山里亮太、2つの魅力

中西正男芸能記者
女優・蒼井優と結婚した「南海キャンディーズ」の山里亮太(2016年、筆者撮影)

 「南海キャンディーズ」の山里亮太さん、女優・蒼井優さんの結婚。

 最初、関係者からこの話を聞いた時には、あまりにも耳を疑いすぎて「え!?もう1回、言ってもらえます?」と2度聞き、3度聞きをするくらいでした。

 ここ数年、山里さんとは漫才コンビ「メッセンジャー」のあいはらさんが大阪で主催するトークイベントで定期的にお会いし、その後は明け方近くまでお酒を飲んだりもさせてもらってきましたが、交際も、ましてや結婚も全く知りませんでした。

 だからこそ、結婚の話を聞いて、あらゆるところにあらゆる取材をしましたが、今回の結婚のポイントの1つは“山里さんの真面目さ”だという話を聞きました。

 ここでいう真面目さとは、女性関係に対しての真面目さという意味。派手に女性と遊びまわったり、華やかな女性を連れて飲み歩くということがないと。

 実際、宴席を共にしていても、浮いた話や色恋の話を聞いたことは皆無。出てくる女性絡みの話といえば「この前、●●にひどい目に遭わされましてねぇ…」という愚痴や恨み節が完全なるメインディッシュです。

 そういった女性を「絶対に呪う!」という宣言は幾度となく聞いてきましたが、特定の女性のことを「好き!」という話を、少なくとも僕は1回も聞いたことはありませんでした。

 その飲み方が一般的に礼賛されるものかどうかは別にして(笑)、女性を伴って派手に飲むというようなことが一切ない山里さんの姿は、蒼井優さんの目には実直で新鮮に映ったのかもしれません。

 そして、関係者の話を総合すると、今回の話はかなり厳重に情報が管理されていました。

 スクープとして今回のニュースを出したのはスポーツニッポンとスポーツ報知ですが、2つの記事を読み比べてみると、大きく基本事実で食い違っているところがあります。それが婚姻届の提出日。

 今月3日に代理人が提出したという話と、今日5日にも提出という話がそれぞれに載っていました。

 僕が取材した限り、3日には提出されており、すでに書類上でも夫婦になっているとのことでしたが、言うまでもなく各紙あらゆる情報網を駆使して取材を重ねた中で、実に重要な基本情報に違いが出てくるくらい、今回の話は情報の絶対量が少なく、その中で原稿を書かねばならなかった。

 マスコミに届く情報の量が少ないというのはどういうことか。それは“その話を知っている人の数が少ない”ということと、ほぼほぼイコールと考えられます。

 いかに、この話がしっかりと管理されていたかということにもつながりますが、これも僕の知る限り、山里さんは昔から本当にお世話になってきた先輩芸人には事前に結婚の報告をしています。

 筋を通すべきところには、しっかりと自ら伝える。そういった義理堅さも、蒼井さんを惹きつけたポイントになったのかもしれません。

芸能記者

立命館大学卒業後、デイリースポーツに入社。芸能担当となり、お笑い、宝塚歌劇団などを取材。上方漫才大賞など数々の賞レースで審査員も担当。12年に同社を退社し、KOZOクリエイターズに所属する。読売テレビ・中京テレビ「上沼・高田のクギズケ!」、中京テレビ「キャッチ!」、MBSラジオ「松井愛のすこ~し愛して♡」、ABCラジオ「ウラのウラまで浦川です」などに出演中。「Yahoo!オーサーアワード2019」で特別賞を受賞。また「チャートビート」が発表した「2019年で注目を集めた記事100」で世界8位となる。著書に「なぜ、この芸人は売れ続けるのか?」。

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1999年にデイリースポーツ入社以来、芸能取材一筋。2019年にはYahoo!などの連載で約120組にインタビューし“直接話を聞くこと”にこだわってきた筆者が「この目で見た」「この耳で聞いた」話だけを綴るコラムです。最新ニュースの裏側から、どこを探しても絶対に読むことができない芸人さん直送の“楽屋ニュース”まで。友達に耳打ちするように「ここだけの話やで…」とお伝えします。粉骨砕身、300円以上の値打ちをお届けします。

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