【宗像市】鐘崎漁港で水揚げした鮮度抜群の「海の幸」加工から販売まで!目で見て選んで食べる魚はちがう♫
鐘崎漁港周辺の散策をたのしむ途中、新鮮な魚介類が買えることで有名な「鐘の岬活魚センター」に立ち寄りました。
夫婦づれや飲食店関係者が、次々とおとずれます。
そんな中、取材をお願いしたら、こころよく引き受けてくれました。
食べるのは自信があっても、魚介類についての知識には自信がありません。
知らなかった魚の生態など教えてもらいながら、楽しく取材ができました。
◇「鐘の岬活魚センター」外観
鐘崎漁港を歩いていると、織幡神社と岬地区コミセンの中間地点に「鐘の岬活魚センター」はあります。
どちらからも徒歩5分で、海岸沿いなのですぐに分かるでしょう。
ここは宗像市岬地区になります。
9月30日まで「宗像あなごちゃん祭り2023」が開催されています。
旬の魚介類が買えるので、お目当てのものを求めて、多くの人がおとずれるのです。
◇センターの内観
センター正面は作業場になっていて、手前にショウケースがあり、刺し身などに加工された商品が並んでいます。
センター内には大きな生け簀(いけす)がいくつもあり、鐘崎漁港で水揚げされた魚をおよがせておいて、注文に応じて販売します。
今は魚介類の種類が時期的に比較的少なく、漁の多い「穴子」が主流のようです。
今が旬の穴子が、いくつもの生け簀に大量に入れられていました。
◇鮮度抜群の魚介類
夏のバーベキューに欠かせない「サザエ」も新鮮そのものです。
大きなタコが入っています。
宗像市内でいただく「穴子」は、肉厚で大きく味が濃くてとてもおいしいと感じています。
「宗像あなごちゃん祭り2023」開催中に、ぜひたくさんの方に食べてもらいたいものです。
この時期たくさんとれた穴子は一部「アルコールブライン凍結」という冷凍技術を使って冷凍されます。
「鐘の岬活魚センター」では、「凍眠」という急速冷凍機械を駆使し、さまざまな海の幸を解凍後も変わらぬ味で食べられるよう工夫されていて、いつでもおいしい魚が手に入るのです。
大きな魚は「クエ」です。
大きいと驚いていると、この何倍もの大きさになると教えられてまたビックリです。
穴子はいたむのが速いため、めったに刺し身で食べることはありません。
鮮度抜群をほこる、ここならではの「穴子の刺し身」を販売しています。
◇「イカ」のすみぬき
常連客らしい女性が来店、大きめの「イカ」を注文したので、品定めをうながし一番大きいものを選びました。
センターで魚をさばく担当者の話では、イカはストレスを感じるとからだの色を変えるそうです。
水からあげてすぐに締めると内蔵がすけるほど透明に!
その後「すみ抜き」をおこない客に渡すまでの時間はまたたく間です。
さすがプロの仕事はちがいます。
このときイカの生態についても教えてもらいました。
イカには心臓が3つあるが、なければ生きられないほどデリケートな生き物で、やさしく扱わなければ死んでしまうそうです。
ひとつ知識が増えたことで、イカとの向き合い方が変わるかも知れません。
◇穴子漁船
センターの裏口にとまっている船を指さして、あの船で穴子をとるのだと教えてもらいました。
鐘崎漁港は福岡県でもっとも穴子の水揚げ量が多く、玄界灘で育ったおいしい「穴子」を各地に提供しています。
鐘崎漁港では「かご漁」という漁法で穴子をとっているそうです。
「かご漁」とは海底に筒かごを沈めてとる方法で、穴子を傷つけずに漁獲できます。
だから穴子漁をする船には、たくさんの筒がのせられていたのですね。
鐘崎漁港で水揚げされた鮮度抜群のゆたかな海の幸をここ「鐘の岬活魚センター」では、家庭や店舗に広く提供し続けています。
この目で漁港をみて、センターで魚介類をおいしく提供するための苦労やくふうを知って、大好きな魚介類をいただく思いが変わったような気がします。
夏休みに子どもを連れて行ってみるのもいかも知れませんね。
◆鐘の岬活魚センターの情報
所在地/宗像市鐘崎778ー6
電 話/0940ー62ー1570
FAX /0940ー62ー1662
定休日/水曜日
営業時間/8:00~16:00
※定休日・営業時間など変更の場合がありますので、詳細はセンターにてご確認ください。