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最小最軽量!中判ミラーレス一眼使い倒すなら断然Hasselblad 907Xがおすすめ

木村ヒデノリテックジャーナリスト/兼業主夫

良いカメラ買ったけど満足しちゃってあんまり最近撮ってない皆さんこんにちは、テックジャーナリストで兼業主夫のヒデです。

僕もあんまり持ち出してませんでしたよEOS R5(苦笑)けどこいつを買ってからカメラライフが激変しました。

中判デジタルなのに脅威のコンパクトさ、そして中判ならではの広い階調。撮れる画がそこらのミラーレス一眼とは天と地なのでモチベも上がる!

コロンとした見た目が可愛い
コロンとした見た目が可愛い

レンズはXCD45Pという一番コンパクトなレンズです
レンズはXCD45Pという一番コンパクトなレンズです

同じレンズをつけたX1D II(エックスワンディーツー)。907Xがいかに小さいかわかりますよね
同じレンズをつけたX1D II(エックスワンディーツー)。907Xがいかに小さいかわかりますよね

辿り着いた最強デジカメ

カメラって難しいですよね。欲しくなって買うんだけど、結局撮らないなんてザラ。毎回持ち出して撮るようになるまでには何個もハードルがあります。

今では気軽に持ち出してこういうスナップも撮るようになりました。45mm ISO400 f5.6 1/125
今では気軽に持ち出してこういうスナップも撮るようになりました。45mm ISO400 f5.6 1/125

重さ、デザイン、機能性、もしかするとストラップが問題なのかもしれない。何かしらにデメリットを感じて使わなくなってしまう。僕もEOS R5を買った時にこんなに小さくて動画も8K撮れるならこれしかない!と思ったんですけどね。結局動画メイン機に。

当初R5とRF28-70 F2の組み合わせが最強だと思ったんだけどなぁ...
当初R5とRF28-70 F2の組み合わせが最強だと思ったんだけどなぁ...

だって手持ちでこれ撮れるってすごくない?35mm ISO400 f22 0.4
だって手持ちでこれ撮れるってすごくない?35mm ISO400 f22 0.4

面白いのが同じ中判デジカメ、同スペックのX1D IIも持ち出さなくなったこと。今思えばEOS R5は「撮ったものを現像したり整理するのが面倒」、X1D IIは「電池持たないし重い」が理由だった気がします。

まったく同スペックでも持ち出さなくなるんだからやはり使い勝手は重要な要素ですね
まったく同スペックでも持ち出さなくなるんだからやはり使い勝手は重要な要素ですね

使い続けるにはテンションが上がることも重要?

心理的要素も大きい気がします。EOS R5で写真を撮らなくなった理由として「撮れる写真が意外と普通」っていうのがある。もちろん単焦点の良いレンズにすればいいのが撮れるんですけど重いし。いつでもどこでも撮るってのには向いてなかったかな。

でかい割に普通というか...このクラスのミラーレス一眼の画に飽きちゃったというのが大きいかも
でかい割に普通というか...このクラスのミラーレス一眼の画に飽きちゃったというのが大きいかも

そんな時907Xに出会ったんですよ。もちろん画質はX1DIIで知ってましたけど、何が良いってこのインターフェースが素晴らしい。形だけで撮影スタイルも満足感も変わるんだなぁって驚きました。

907Xはシャッターボタンが前面右下に付いていて、左手で押すオールドカメラと同じスタイル。画面もチルトして上から覗き込むように構える
907Xはシャッターボタンが前面右下に付いていて、左手で押すオールドカメラと同じスタイル。画面もチルトして上から覗き込むように構える

これによって圧倒的にシャッターを切る回数が減りました。よく見て、よく考えて、パシャリ。EOS R5の時は「念のため...」みたいな感じで連写してました。そうなると枚数が多くて、結局PCに入れても放置しちゃう。それが907Xだと「ああ、こう考えてこう撮ったな」みたいに全部覚えてて現像しやすい。全然体験が変わりました。

昼間ストロボを正面から当てようなんてR5使っている時は思いつかなかった。45mm ISO400 f4.8 1/125
昼間ストロボを正面から当てようなんてR5使っている時は思いつかなかった。45mm ISO400 f4.8 1/125

中判デジカメ全般に言えることなんですが、連写性能は最近のミラーレスフルサイズ一眼に全然負けてます。でもそれが逆に長所になるんだと感じました。

907Xには1枚ずつゆっくり撮る体験の良さがある
907Xには1枚ずつゆっくり撮る体験の良さがある

あとは暗がりが綺麗。中判のダイナミックレンジは本当に暗いところが綺麗に写ります。見えてるものが本当にそのまま写る感じ。だから「この風景をこうやって切り取ってこう表現しよう」がやりやすい、目で見えてるのと同じだから。

絞るなら全面を見せようとしてたけど、暗がりも綺麗だからあえてストロボで絞ってみる。45mm ISO400 f11 1/30
絞るなら全面を見せようとしてたけど、暗がりも綺麗だからあえてストロボで絞ってみる。45mm ISO400 f11 1/30

現像では目で見た風景に感じたことをちょっと足して完成させるイメージ。ここは哀愁が漂ってたなぁとか。これがほんと楽しくで毎回持ち出すようになりました。

中判デジカメはHasselbladの他にもFUJIFILMのGFX50sIIなどがあるけど割と大きめ。907Xは形がコンパクトな上に重量も740gとおそらく中判機最軽量だと思います。加えてこのインターフェースで実現される独特の撮影体験。

オプションのグリップやファインダーをつけるとパシャパシャ撮れるようになってポートレートとかにも使えます。目的に応じて変形させられるのも男心をくすぐるんだよなぁ...
オプションのグリップやファインダーをつけるとパシャパシャ撮れるようになってポートレートとかにも使えます。目的に応じて変形させられるのも男心をくすぐるんだよなぁ...

こいつを買えば向こう10年はカメラ買わなくなるでしょう。だってオールドカメラにも使えるし、拡張性も半端ない。

実は古いHasselblad 500CMとかの後ろに装着できるので古いレンズの写りも楽しめる。このあたりは別の記事でまとめます
実は古いHasselblad 500CMとかの後ろに装着できるので古いレンズの写りも楽しめる。このあたりは別の記事でまとめます

価格は高いけどトレンドを追う必要がなくなるし、とにかく撮れる写真が極上なのでミラーレス一眼の画に飽きてきている人にはおすすめです。使う頻度は高まるし満足度高いと思います。

Hasselblad Tokyoには撮影ブースもあってコロナ前は色々試せました
Hasselblad Tokyoには撮影ブースもあってコロナ前は色々試せました

公式サイト
907X
HASSELBLAD TOKYO

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テックジャーナリスト/兼業主夫

バークリー音楽大学映画音楽作曲科卒。家事育児をしながらレビュー記事や動画を作っています。ガジェット好きが高じて築50年団地をスマートハウスにリノベ、沸騰ワード10で紹介されました。家事時短できる製品から育児に役立つハイテクおもちゃまで幅広く紹介していけたらと思っています。

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