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元西武の左腕ノリン オープン戦初登板は5回3失点<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
ショーン・ノリン(写真:KIAタイガース)

21日のKBOリーグオープン戦(現地名称:示範競技)は4試合がデーゲーム、1試合がナイトゲームで行われた。

KIAタイガース-トゥサンベアーズ(クァンジュ)ではKIAの新外国人投手で、2020年に西武に在籍したショーン・ノリンがオープン戦初登板した。

先発のノリンはベストオーダーのトゥサン打線に対し1回を三者凡退、2回は4、5、6番から三者連続の空振り三振を奪った。

3回は2死一、二塁でレフトが飛球を見失う二塁打で2点を失い、さらに3番ホセ・フェルナンデスのタイムリーでこの回のノリンは3失点となった。

しかし4、5回は死球1つのみに終えたノリンは、5回74球を投げて4安打3失点。5つの三振を奪った。ストレートの最速は145キロで、腕の振りをオーバースロー、スリークォーターと変えながら、カーブ、スライダー、チェンジアップといった球種を織り交ぜた。

試合は6-4でトゥサンが勝利。ノリンに勝ち負けはついていない。

◇3月21日(月)のオープン戦

・SSG 5 - 0 LG(インチョン)

 勝:フォント

 敗:プルトコ

・KT 6 - 6 ハンファ(スウォン)

 勝:

 敗:

・サムスン 4 - 3 キウム(テグ)

 勝:イ ジェイク

 敗:ソン ジョンイン

・KIA 4 - 6 トゥサン(クァンジュ)

 勝:イム チャンミン

 敗:チャン ヒョンシク

・ロッテ 5 - 3 NC(プサン)

 勝:イ スンヒョン

 敗:ソン ジョンウク

⇒ KBOリーグオープン戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

◆「NPBでの選手経験のある外国人は8人」

KBOリーグの外国人枠は1チーム3人。10球団に計30人の外国人選手が在籍している。その中でNPBでのプレー経験があるのは8人。サムスンは3人全員が日本からの移籍組で、その他にトゥサン、キウム、SSG、ロッテ、KIAに1人ずつ所属している。

・トゥサン

アリエル・ミランダ(元ソフトバンク)

・サムスン

デービッド・ブキャナン、○アルバート・スアレス(元ヤクルト)、ホセ・ピレラ(元広島)

・キウム

○タイラー・エップラー(元オリックス)

・SSG

○ケビン・クロン(元広島)

・ロッテ

○グレン・スパークマン(元オリックス)

・KIA

○ショーン・ノリン(元西武)

○印は今季KBO入り

(関連記事:ヤクルトOBのブキャナンとスアレス、元広島・ピレラがサムスンで同僚に 元NPBの外国人3人は韓国初

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

KIA戦での出場はなかった。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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