ついに函館本線・岩見沢ー旭川へ!JR北海道737系ワンマン運転電車
JR北海道は2024年3月16日にダイヤ改正を実施しました。一部特急の全席指定、千歳線の快速・普通列車ダイヤ変更、根室本線・富良野ー新得廃止関連、5駅の廃止など盛りだくさん。
更に目立たない変更には、函館本線・岩見沢ー旭川に737系電車を投入し、ワンマン運転実施があります。737系電車は2023年5月から室蘭本線・苫小牧ー室蘭で主に導入された車両。走行エリアが拡大されました。
ダイヤ改正から1週間後の日に岩見沢ー旭川のうち、滝川→深川と滝川→岩見沢で乗車してみました。乗車して気がついた事を挙げていこうと思います。
737系電車とは
737系電車はJR北海道が2023年5月20日から主に室蘭本線・苫小牧ー室蘭の普通列車で導入した新型車両です。2024年3月15日以前は室蘭本線のほか、札幌ー東室蘭の普通列車1往復でも走っていました。(詳細はこちら)
2024年3月16日ダイヤ改正では、室蘭本線の他、
1.函館本線・岩見沢ー旭川の普通列車
2.日中の千歳ー苫小牧(ー東室蘭ー室蘭)普通列車が登場し、千歳線内快速・普通列車の運用が変更
にも登場し、活躍の場が拡大されました。
またJR北海道の電車としては初めてワンマン運転対応車両でもあります。
室蘭本線との差は当然なし!
乗車して、室蘭本線の時と何か変わった点がないか探してみました。
行先表示、運転席後ろでは変わった所はありません。室蘭本線、函館本線両方で運用される仕様に思えます。
運賃表示はH100形と共通。札幌→旭川朝一普通列車とも同じです。
そして外観も同じ。
しかし室蘭本線に導入された時と違った点は車両でなく別の点にあります。筆者が滝川→岩見沢に乗車中、無人駅で1番前のドアしか開かない事を知らない乗客が、後部車両のドアから乗ろうとしてもたつき、発車が遅れる事例が続きました。
岩見沢ー滝川のワンマンは周知不足
利用時、滝川、深川、岩見沢の3駅で途中下車し、駅構内のポスターでダイヤ改正周知掲示を可能な範囲で探してみました。滝川、深川ではKitaca関連の掲示を見つけましたが、737系電車関連は見あたりません。
岩見沢駅では、「カムイ」「ライラック」の指定席拡大に、
Kitacaエリア拡大、
そしてようやく「新型車両737系・H100形乗降ドア開閉方法」の掲示を発見。駅員に確認したところ、このポスターはダイヤ改正直前に貼ったとのこと。
変更事項が多く大変なのは判りますが、岩見沢ー滝川間の利用客には、Kitaca導入や指定席拡大よりワンマン運転の方が身近の人もいます。
地元の人でも室蘭本線・岩見沢ー追分や根室本線・滝川ー東鹿越などで、ワンマン列車を利用した事がある利用客は苦労しないと察しますが、初めての人もいます。ワンマン運転は道民に周知され定着したとJR北海道が考えていたなら、違うのではないでしょうか。
岩見沢ー滝川の各駅や車内で可能な範囲で、ワンマン運転利用法をより周知すべきだと考えます。
721系電車は旭川駅から撤退
一方、これまで旭川駅に乗り入れていた721系電車の活躍のエリアが狭くなりました。
旭川駅に乗り入れる普通電車はダイヤ改正前は721系電車でしたが、今回の改正で737系電車に全て切り替わりました。
JR北海道の公式発表で721系電車撤退を明記しなかったためか、鉄道ファンでもこの事に触れた人が少な目。ひっそりと旭川駅から消えました。
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