【姫路市】懐かしくておしゃれ、普段使いの古物が築70年の建物に1000点。引き取りや物々交換も受付中
「懐かし~」。訪れた年配者がつぶやいた一言。「おしゃれ~」。千姫がときめきを覚えて口にした一言。世代によって商品を見ての感じ方が違う。古物商「suue(スエ)」での様子です。
古き良き物を末永く使う
「suue」は姫路市忍町のシェアキッチンourhour(あわあわ)2階に。ourhourの運営管理会社「エリアシ」の事業の一つです。毎月第3土曜の「旧市のきさき朝市」では開放されていますが、それ以外は事前予約を。掘り出し物がたくさん見つかるかも。予約をしてでも訪ねたい!
階段を上って。
風情があり過ぎる入り口付近。
普段使いの物が約1000点。昭和時代を中心とした食器やグラスなどキッチン用品が多く並べられています。
担当者によると「ourhourは築70年。住居兼店舗だった場所で、後半の20年間は倉庫として使われていたんです。リノベーションの際、昔の生活用品に触れ『古き良き物を末永く使っていこう』との思いにかられて」と昨秋に古物商を始めました。屋号「suue」は末永くの末なのですね。
店舗の雰囲気と古物が調和しています。
本来の用途とは異なる自分流の使い方も
商品は主に姫路や神戸の改修工事を待つ町家から。求めやすい価格で販売しています。
千姫の目についた物を一部紹介。
縦5cm、横10cm、高さ5cmほどの「おかず入れ」。聞くまで何か分からなかった。
両端をローラーでパチンと留められる。小物入れにいいかな。
お客さんから「素材はアルマイト。弁当箱もあって、蓋が繰り返し梅干しにあたると酸で穴が開くこともあったんよ」というエピソードを。びっくり!
皿、薬味入れ、取り皿、天つゆ入れがそろう「天ぷら食器セット」も発見。
モダンだ。昔っぽくない。
昭和の「ポット」や「グラス」には麦茶が似合う。
改修先の古民家の庭に自生していた「ユーカリのブーケ」も。ちょっとしたインテリアとして。
元々の使い方が分からない商品があっても「ビビッ」ときたら、自分流に活用できるのがいいところ。
古物の引き取りや物々交換も受付中。
千姫、取材時の「梅干しで弁当箱に穴が開く」ような仰天の昔話をもっと聞きたいので店番をかってでようかな。
suue(スエ)※ 運営:エリアシ
兵庫県姫路市忍町24のシェアキッチンourhour2F
※入店は要予約、「旧市のきさき朝市」開催時(毎月第3土曜9:00~12:00)は予約なしで可
※問い合わせや入店予約、物品の引き取りなどはインスタグラムのDMから
駐車場:なし