激しい寒暖差に要注意~関東は初夏から真冬へ~
日曜日は初夏、週明けには真冬へ
きょうからあす(13日~14日)にかけて、低気圧が急速に発達しながら日本海から北日本へと進みます。この影響で危険な春一番が吹きそうですから、警戒が必要です。
そして、この強い南風に伴い、上空には5月~6月並みの暖気が流れ込みます。
きょう13日も東京で今年初めて20℃を超えるなど、全国的に季節外れの暖かさともなっていますが、あす14日のバレンタインデーは、午後から晴れる関東地方でさらに極端な高温が予想されています。
気象庁から発表されている14日の予想最高気温は以下の通りです。
東京をはじめ、多くの所で23℃程度まで上がる予想で、さいたまや熊谷では24℃まで上がる予想です。これでも5月中旬~6月上旬並みの記録的な暖かさとなりますが、晴れ具合によっては25℃以上の夏日が続出する可能性もあります。
ただ春一番に伴ういわば強制的な暖かさのあとには必ずと言っていいほど寒さが戻るものです。そして、今回、この寒さの戻りがかなりひどい部類となってしまいそうです。
きょう発表された週間予報をみてみましょう。
東京は14日に23℃まで上がったあと、2日後の16日朝には0℃まで下がる予想で、わずか2日間で20℃以上の大幅なダウンです。
さらに、熊谷に至っては24℃から-3℃へと、27℃もダウンする予想です。
では、わずか2日間で20℃以上も下がることがどれ位あるのか?調べてみました。
予想通りならば、記録的な寒暖差に
気象庁のHPにて、過去50年間、東京で1日あるいは2日間のうちに20℃以上の大幅なアップダウンがあった回数を調べてみると、意外と多く、16回もありました。(アップが5回、ダウンが11回)
この内、最も激しい気温差が生じていたのが1969年4月15日~17日。
4月15日には27.2℃まで上がりましたが、その2日後の17日には1.0℃まで下がっており、16回の内、25℃以上の気温差が生じていたのはこの1回だけです。
実はこの他の15回はアップもダウンも20℃~22℃以内に収まっていました。
もし今回予想されているように、14日に23℃まで上がり、16日に0℃まで下がると、過去50年間では1969年に次ぐ、寒暖差の激しい記録となるようです。
インフルエンザも流行っていますし、寒暖差アレルギーなどの症状も悪化する可能性があると思いますので、週明けにかけては、服装や体調の管理などに十分注意をして頂きたいと思います。